吉原はスゴイ - 江戸文化を育んだ魅惑の遊郭

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吉原はスゴイ - 江戸文化を育んだ魅惑の遊郭

  • 著者名:堀口茉純
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2019/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569837925

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内容説明

【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】現代人が知らない「夢の世界」がよみがえる! 遊郭・吉原は、江戸の人びとから愛され、江戸文化の形成に貢献した重要な場所。カラー極彩色の浮世絵や精細な版本をふんだんに使って、「目で見てわかる吉原の世界」にお連れします。吉原の花魁は江戸の大スターで、流行の発信源でもありました! 江戸人たちの憧れの的だった吉原は、様々な工夫に満ちた夢の世界。人々はいかに遊び、いかに働いていたのでしょうか。もちろん、遊女になるのは社会的には下層の人々が多かったのですが、そんな彼女たちがスターになれるのが、江戸の寛容性でした。しかも「浮気は厳禁」など粋で独特なしきたりが魅惑をさらにかきたてていたのです。遊び方から、歴史、時代ごとのスター名鑑までを生き生き解説。当時の浮世絵などもふんだんに盛り込み、艶やかな吉原をよみがえらせます。日本文化の魅力の源泉、ここにあり。 【目次より】●第1夜 苦界は“公”界! お江戸の特殊空間・遊郭への誘い ●第2夜 スターとスキャンダルと共に振り返る★ 吉原の歩み ●第3夜 夢の国のリアル

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

78
吉原の魅力がギュッと詰まった1冊と言えますね。花魁は江戸の夢の象徴であり、人々の輝かしい遊び相手であったに違いありません。粋で独特のしきたりの中で存在した花魁たち。遊び方、歴史のみならず、プロフィールも紹介しつつ、生き生きと語る花魁の世界に魅了されました。ふんだんに使われている浮世絵も魅力的です。吉原の歴史ビジュアルブックとして楽しみました。面白かったです。2018/04/29

美登利

76
初めて読んだ堀口さんの「江戸はスゴイ」がカラーだったら良かったのにと思っていたらこちらの新作はカラー刷りでとても華やかな吉原の女性たちがイキイキとしてとても良かったです。吉原は時代小説でその苦界に落ちる女性たちは幼い頃から売られてしまった哀しい印象でしたが、男性は元より位が高くなるにつれ、女性も憧れる存在であったということに少しは救われる思いがします。馴染みの客になるまでのプロセス、どのくらいの費用がかかるのか?面白い話題も多くて読み応えありました。江戸初期と後期の差、吉原が廃れていく様は物悲しい。 2019/11/02

さぜん

50
吉原は江戸文化の形成に貢献した重要な場所。現代の風俗の要素はもちろんあるが、それだけに留まらない高貴な部分を持ち合わせていた。カラーの浮世絵や精細な版本を使い「目で見てわかる吉原」に焦点を当てた新書で読みやすい。ブラックな面ばかりが際立つが、高級文化サロンであり最新の流行を生み出す場所であった。正確な情報があれば、時代小説もまた面白く読める。2022/01/31

fwhd8325

33
映画や小説で描かれている吉原を、たくさんの資料によって、よりリアルに感じることができました。ただ、新書という枠の中では、せっかくの資料も窮屈に感じます。元日と7月13日は完全休養とのこと。それなら、明日はみんな休みなんだな。2018/07/12

川越読書旅団

28
浮世絵を通じ吉原の「いろは」を語る。吉原の概要や江戸文化が分かりやす描かれており良い。2018/07/15

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