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内容説明
台風のくる二百十日に、東北の小さな山村に転校してきた高田三郎を、子どもたちは、伝説の風の子「又三郎」だとして、親しみとおどろきをもってむかえた。宮沢賢治の代表作のひとつ『風の又三郎』をはじめ、『洞熊学校を卒業した三人』『気のいい火山弾』『ねこの事務所』『虔十公園林』『からすの北斗七星』『よだかの星』『ふたごの星』など、自然や星空をテーマにした作品の数々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
45
『風の又三郎』は小学生の頃、習った様な・・・。でしたが子供時代 本嫌いで課題作以外は読んでませんでしたので 少しずつ読んで行こうと手に取りました。表題作以外が結構辛辣で イジメられて辛くて死んでしまったり ナメクジに舐められて死んでしまったり 病気に掛かって、呆気なく亡くなったり と悲しい話が多かったです。『からすの北斗七星』の中の「どうかにくむことのできない敵をころさないでいいように早くこの世界がなりますように・・・」と言う言葉が心にズシンと来ました。『銀河鉄道の夜』も読んでみたいです。2017/09/11
サルビア
13
宮沢賢治賢治作品の朗読会と読書会を企画しました。 そのためにまだ読んだことのないこの本を読みました。どっどど どどうどどどうど どどう この言葉が何とも言えません。他に詩と洞熊学校を卒業して三人 気のいい火山弾 ねこの事務所 虔十公園林 からすの北斗七星 よだかの星 ふたごの星が入っています。今回初めて読んだ洞熊学校の三人とねこの事務所 は人間のせかいでの出来事を風刺しているようです。よだかの星は何度読んでも泣けてきます。2023/06/07
くまこ
11
ドラマ宮沢賢治名作選というCDを聴いて、読んだ。高田三郎役の石田彰さんを通して鑑賞すると、田舎を舞台にした一人の転校生の物語という面が鮮明に映り、いっそう親しみが持てた。方言のイントネーションは完璧ではないが、原作の雰囲気をより具体的に感じることができて、とてもよかった。CDは風とかの効果音の他に、オリジナルの音楽もあって、どっどど どどうど…のBGMとか、すごく面白かった。2013/06/05
りこ55
2
以前「青空文庫」で読んだ『風の又三郎』と導入部分と ラスト数ページを除いてはまったく内容が違うのはなぜ??「青空文庫」ではやませやかまいたちの話、サイクルホールや上海気象台の話とか・・賢治が気象の話を童話にして判り易く伝えた話なのだなと思ったのですが、こちらは全く違いました。「転校生の高田さん」とはっきりと伝えられているし、他の子供達との交流がいきいきとほほえましく表現されています。『ねこの事務所』が人間社会が描写されていて面白い。「金のしし」とは何だったのでしょう・・現代で言えば「世論」でしょうか。2021/02/13
わんにゃん
2
なんだか、無慈悲で、要約出来ないような作品が多かったなあ、、、。それにしても古さが感じられない。すごい。2020/04/14
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