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内容説明
緊張と不安の時代に、「善く死ぬ」とはどういうことか? 武道、呼吸、瞑想からヒマラヤでの想像を絶する修行までさまざまなエピソードを通じて、武道家にして思想家の内田樹と、ヨーガの大家、成瀬雅春が死について縦横無尽に語り合う。そもそも死は病ではなく、いずれ誰にも訪れるもの。むやみに恐れるのではなく、生の充実を促すことが善き死を迎える準備となりうるというヒントを、ふたりの身体のプロがやさしく教える。
目次
まえがき 善く死ぬためには、生命力が高い必要がある 内田 樹
第一章 生命力とは感知力
第二章 神様との交流の回路
第三章 身体を鍛えるのではなく、センサーを磨く
第四章 死との向き合い方
第五章 エネルギーが枯渇する生き方、生命力を上げる生き方
第六章 最後の自然「身体」に向き合う
あとがき 死の瞬間の走馬灯をドラマチックなものにするために 成瀬雅春
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
22
武道家:内田さん とヨガの大家:成瀬さんが、緊張と不安の現代に「善く死ぬ」とはどういうことか、を語り尽くします⚡ 冒頭 日本人は生命力が↓している状態で、社会が安全でも豊かでもなくなってきた と提起。三脈と印相の話は興味深い。身体を鍛えるのではなく、自らの体の内側に踏み込んでセンサーを磨くのだね☺ 善く死ぬことは、よく生きること 興味と行動なのだね(この点 最近↓気味の己を反省)。最期に見る走馬燈 やはりいきいきといきたいもんだなあ...2019/07/06
ophiuchi
11
かなり意外な内容でした。2019/10/24
冬佳彰
10
うーん、どうかなあ。以前にも、このお二方の対談本を読んだことがある。その時にも感じたことだが、どうも噛み合っているようでいて、噛み合っていないというか、そりゃあまあ、良い齢をした男ふたりがぴったり噛み合うなんてほうが気持ち悪いとは思うんだが。考え方の射程が違うというか、心遣いの届く範囲に大きな差があり、「そうですね」と言いつつ、ほぼ逆のことを言っていたりとか。表題の「善く死ぬため」ってのはあまり前景化されていないようにも感じたので、その辺を深く考えたいと考えて本書を買うと肩透かしを食うかもしれない。2019/04/27
紀梨香
8
9月の講演会で内田先生がおっしゃっていた「神仏習合」の話も少し出てきて興味深かった。呼吸って大切ですね。2019/10/11
wearnotequal
6
興味深い本。呼吸は吸うよりも吐くが大事、人類は西に向かう、自分の価値は情報のインプット量ではなく、アウトプットの量であること。 2019/12/22