内容説明
2011年9月、仕事先の広島から戻る飛行機の中でコータリさんは倒れた。くも膜下出血だった。一命をとりとめたものの、左半身には麻痺が残った。これまでの暮らしは一変し、リハビリと車椅子の生活が始まった──。朝日新聞の好評連載「コータリンは要介護5」初の書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
75
著者は2011年にクモ膜下出血で寝たきりになった。だが、リハビリを得て、文を書けるまでに回復。彼が書いた新聞のコラムなどをまとめた2018年の本。要介護5だがトークショーなどの仕事依頼が来ているという。個人的には西原理恵子との共書だった『恨ミシュラン』や『金魂巻』が印象深い。要介護者からの視点が非常に興味深く、復活した元文章家だった著者というのは稀有なのではないかと。良書。2020/12/04
こばまり
47
あのコータリ氏が病を得て療養されているとは知らなかった。同様の状況にある方やご家族にとって如何程の励みになるかと思う。ご本人の凄まじい努力に加え、氏をサポートする人々も素晴らしい。2018/12/03
けえこ
13
出先の図書室棚にて。 恨ミシュランのコータリ氏の闘病日記。 ミキサー持参で出かける家族旅行、コータリ一家のチームワークの良さに感服。2022/06/13
秋桜
2
この方は、家族、周囲に対して感謝の言葉を忘れない。介護する側は、ありがとうと言われるだけで辛い介護も少し救われることもある。2019/02/18
相馬
1
素敵な家族だな、と思う。自分、親含めて後学のためにいろいろ思うところ多。2018/05/13