内容説明
父を火事で亡くした心的外傷(トラウマ)から、身近な人の死を予知夢に見るようになってしまったみちるは、誰にも言い出せずに怯えふさぎこんでいた。手を差しのべてくれたのは従兄の一美(かずみ)兄ちゃんだった。「信じるよ。一緒に予知を覆そう」そして高校生になった彼女は再び夢を見る。校舎屋上、血塗れの刃、最後に見えたのは……一美兄ちゃん!? 後悔と痛みを乗り越え前を向く、学園青春ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
63
真実を知ることであらわになっていくもの、得られる感情、喪失する関係が当初予想していたものよりも重たかった。今後この子たちの友情はどうなってしまうのだろうなぁ。学校側としても大変だ。そういえば、みちると一美の謎は解けていない。2019/04/30
よっち
31
父を火事で亡くしたトラウマから、亡くなる瞬間の情景が「予知夢」として見える能力を得てしまった女子高生みちる。予知夢に見た従兄の一美を助けようと介入した結果、被害者が変わってしまう学園青春ミステリ。殺された同級生・渡辺と交流があった不登校の穂香、そして人気者のサッカー部員・浜坂との因縁も解き明かしてゆくみちると一美。新事実が明らかになるたびに印象が二転三転して、やりすぎなければ…と思う積み重ねが招いた惨劇の真相はほろ苦かったですが、自分の能力にきちんと向き合うようになってゆくみちるの姿が印象的な物語でした。2019/05/21
まるぼろ
27
火事で父を亡くした事が要因で身近な人の死を予知夢として見てしまっている藍原みちるは、高校の屋上で起こる「死」の予知夢を見てしまうが…と言うお話です。犯人については、独白の部分も含めててっきり浜坂先輩が怪しいと思っていたので、いい意味ですっかり騙されました。終わってみればみちるにとっても辛い部分も多い事件の真相でしたが、土岐さんの芯の強い部分に助けられる所も多い話だったなと思いました。物語自体は綺麗に纏まっていますが、みちるが再び見た予知夢を土岐さんとどう解決するのかと言う続きも読んでみたいとも思いました。2019/06/29
希望
13
『流星の下で、君は二度死ぬ』は、青春と謎が交錯するミステリー作品です。タイトルが示す通り、死や運命の不可思議さが物語の軸となり、登場人物たちは過去や秘密と向き合いながら成長していきます。文章は読みやすく、緊張感のある展開が続く一方で、感情描写も丁寧に描かれており、読者は登場人物の心理に自然に引き込まれます。短編的な鮮烈さと長篇的な余韻が同居する、印象的な青春ミステリーです。2025/05/07
HANA
12
予知夢をテーマにしたミステリ。学校が舞台なのでどういう展開になるか楽しみではあったけれど色々散りばめられていた布石がこう繋がるかという展開で面白い展開。2019/06/28
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- 和書
- 首相が撃たれた日に




