内容説明
日本のビジネスパーソンはおしなべて英語が苦手である、というのが定説だ。
しかし、中学・高校(・大学)とそれなりの時間勉強しているだけあって、
TOEIC的な「英語力」自体はそれほど低くない。
足りないのは、とっさの場面で知っている単語や構文を組み合わせて切り返す、「英語運用力」である。
トライズは、年間受講料が120万円と高額にもかかわらず、
受講希望者が増えている。
そこで採用されているのは、下記のような考え方だ。
・1年で結果にコミットする
・読む・書くはやらない。大切なのは「話す」「聞く」
・発音は捨てても、とにかく流暢に会話ができるようにする
・やるべき学習法はたったの2つ
・PDCAそれぞれの段階でやるべきことがある
・3000語+業界の専門用語で必要十分
・誰でも4カ月目・9カ月目に「成績が落ちる」
――ある種、極端とも言える割り切りに基づく効率的学習法の
エッセンスを紹介したのが本書だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki2018
4
著者は私の学生時代の友人で(当時からノウハウをモデル化して実践するのが好きな男でした)、図書館でふと目に止まったので思わず借りてしまった。ビジネス等で英語を使える必要がある人が、実戦で使える能力を身につけるためのノウハウが書いてある。確かに本書のアプローチは有効だろう。英会話学校に行っても、おそらく英語はできるようにならない。独学でひたすらシャドーイング+実戦でアウトプット、というのが近道。2021/12/18
りえ
4
英語を学ぼうと思い、本屋さんでたまたま取った本。内容はわかりやすく、すぐに始められる。映画を見ながら(シャドーイング)学べるのもポイントが高い。しかも学ぶ期間は1年間。短期集中型の私にとってはありがたい。とりあえずお勧めの参考書、アプリを購入したので、レッツトライ!2019/05/19
naruo_homewood
3
かなり実践的な英語学習法だと感じました。1日3時間の学習を一年間続けるというのは、相当な努力と強い意志が必要ですね。中途半端な気持ちではなく、頑張ってみたい、と思いました。いずれにしても、英語学習法に関する現実的な解を示した良書だと感じました。2019/06/01
ukitama
1
発音や会話のテクニックを細切れに紹介する本やサイトがある中、目標を明確にし、1年という期間を決めて取り組む方法は納得できる。シャドウイングを中心にフレーズの丸覚えという手法も理にかなっている。世の中には、聞きながらとかひどいものは「睡眠学習法」などと”楽”を強調するいい加減なものがある中、こうした学習手法はもっと認知されるべきだと思う。 ただし、最後に書かれている「シャアの時代を生きる」は大いに違和感がある。英語は手段。明確な考えやビジョンが無いと単なる通訳。読者に多少甘い夢を最後に与えてくれたのかな?2020/05/14
たけ
1
1年で1000時間、シャドーイングと超高速英作文。進捗はVarsantではかる。そうだねという感じ。なかなか1年1000時間は厳しいし、今自分もできてないな、1日1時間あればいいほう。Varsantもうけないとな。2019/10/13