ハヤカワ文庫JA<br> 天空の防疫要塞

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ハヤカワ文庫JA
天空の防疫要塞

  • 著者名:銅大【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 早川書房(2019/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150313692

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内容説明

辺境の惑星〈プリル〉に星間連盟の探査船が到来した。だがそれは銀河中心核からの侵略者〈空食い〉との戦いの始まりでもあった!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

20
★★★★ 解説に”ジュヴナイル的”とあるように主人公を少年にして子供っぽい仕上がり。読み易いけど、主人公は大人で緊迫感がある方が良かったな。尻切れトンボなのは続編があるのかな。D2020/07/16

miroku

15
続編があれば名作の予感。これ一冊だと尻切れ蜻蛉。2019/12/24

へ~ジック

7
これは偉大なる敗北の物語なのです。主人公マックス、相棒のエラン、そして年上のお姉さんのハナは、一緒に宇宙を旅する夢を見ます。けれども彼らの故郷に、惑星を焼き尽す人類の敵<空喰らい>がやって来てしまったのです。これは偉大なる敗北の物語なのです。夢を捨て、故郷を捨て、そして信じた理想が古びて廃れ、踏みにじられても彼らは諦めない。いずれ全てを取り戻し、再び手に入れる。自分達が駄目でも後に続く人が現れる。そう固く信じて堂々と撤退の道を踏みしめる。そんな少年達の物語なのです。2019/04/30

へ~ジック

5
僕のお気に入りの本に「航空宇宙軍史」というのがあります。物理法則の許す限り不屈の男たちの物語。この「天空の防疫要塞」もそうした話だと言えましょう。加えてこちらには強い人間賛歌が含まれている。人間の高潔さも下劣さも等しく受容する優しさが感じられ、救われたような気持になりました。人類に明日を。主人公の悲願が達成されるのを見たかった。2020/12/07

玉瑛

5
往年の王道スペースオペラを現代でまた書いたぞ!って感じの作品。『SF飯』でもそうだったが、この作者は設定で「なるほどそうきたか!」と思わせてくれて面白い。司令官になってもあくまでも視点が広くなりすぎずミクロなので、ダイナミックな感じはしないのだけど、それでも大きな話を書いているのが伝わってきて良かった。2019/05/14

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