内容説明
海外で逮捕された麻薬密売人たちの刑期を軽減するため、当局との司法取引を仲介する弁護士ベン。そんな彼のもとに、ほぼ同時に三件の依頼が舞い込んだ。これをうまくさばけば莫大な報酬を手に平穏な引退生活に入れると、一か八か危険な綱渡りに挑むことに踏み切ったベンだが……痛快無比のリーガル・スリラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
30
法的にはギリギリセーフで道徳的にはアウトという、麻薬事件専門、それも海外で逮捕勾留され合衆国に移送される麻薬密売人を専門とする金と女が大好きな弁護士が主人公。そんな彼が謎の麻薬王〈ソンブラ〉の影がチラつく大きな金鉱を掘り当てる案件を引き受ける事によって、行くも地獄引くも地獄と言う大きな渦に巻き込まれていく様子が描かれています。しかし、登場人物が多い上に主人公が自身の力で切り抜ける訳でもなく読むのに相当忍耐が必要でした。でも読み終わってみると面白くも思えるがまたなんとも不思議なクライムサスペンスでした。2019/08/26
J・P・フリーマン
7
悪徳弁護士の主人公が麻薬がらみの大きなヤマを3つ抱えることから話は始まる。元弁護士が著者なだけあって、細部にリアリティを感じさせる。展開もスリルあふれるものだが、いかんせん話が複雑なうえに長いから読んでいて混乱した。登場人物が多く、これが特定のグループに所属してくれているならまだよかったが、所属する組織がバラバラで、場面が変わればすぐに引っ込んでしまうので「こいつ誰だっけ?」ということが何度もあった。読むのに力がいる作品。数日で一気に読むのがおすすめ。日を開けたらたぶん内容を忘れてしまうだろう。2019/07/08
kinghaya
4
★★ 評価が分かれる作品だと思う。主人公の仕事の仕組みが分からないため(訳の問題?)、なかなか入りづらかった。あと、分厚い。しかし、読了した今、つまらなかったか?と問われると意外にそうでも無かった感覚があるためこの評価。 時間あるときに一気読みが良いかもしれない。2019/05/16
オオイ
3
いろんな名前があちこちに出てきて読みづらい、面白かったんだろうか ?、しかし長い。2019/06/07
人生意気に感ず
1
6点。人の出入りが複雑で覚えていくのが困難。おまけに愛称まで出てくるし。ご都合主義もあり、ちょっときつかった。2019/08/15