双葉文庫<br> 赤い刻印

個数:1
紙書籍版価格
¥611
  • 電子書籍
  • Reader

双葉文庫
赤い刻印

  • 著者名:長岡弘樹【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 双葉社(2019/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575521986

ファイル: /

内容説明

刑事である母に毎年届く、差出人不明の御守り。秘められた想いが、封印された過去を引き寄せる。果たして、真実を知った娘は――。40万部超の大ヒット文庫『傍聞き』の表題作(日本推理作家協会賞短編部門受賞作)で主人公を務めた、あの母娘が再び登場!「巧緻な伏線」と「人生の哀歓」が、見事にクロスする瞬間を描いたミステリー短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

86
病気や介護など、テーマがいつにも増して重い。そして羽角親子。啓子さんはクールで、菜月ちゃんは物分かりがいい。。2021/03/27

がらくたどん

71
菜月ちゃんアルバム③表題作が羽角母子の物語。物置で見つけた自分の生まれた時の手形・足形と母の拇印が朱墨で押された記念アルバムを見て妙に恥ずかしい菜月ちゃんはもう中三。刑事として頑張る母には自分が知っている亡くなった祖母の他に絶縁している「生みの母」が居る事を知り・・。親指の赤い指紋が暴くもの、繋ぐもの。どちらも切なく暖かい。母子でする「夜討ち朝駆けごっこ」や護身術の練習といった触れ合いが、娘の成長と共に親子から少しずつ女同士になる準備に思えて少し寂しくとても頼もしい。併載は社会問題を扱うがやや軽い印象。 2023/09/24

くろにゃんこ

44
短編4作品。通勤時に少しづつ読むとわからなくなって前に戻ること何度か…抱えていることが重くて辛いです、それでも日々は進む、少しだけ変わりながら。2019/08/02

Walhalla

39
長岡弘樹さんの短編集は、これまで『傍聞き』と『陽だまりの偽り』を読みましたが、それらの良さと比べると、今回は読後感があまり良いものではなく、残念ながら私が期待していた作品ではありませんでした。ですが、先の『傍聞き』とリンクしている部分もあり、そういう繋がりは嬉しいです。2020/04/15

left7

35
短編の名手である長岡さんの作品で年を越しました。長岡さんなのでどうしても期待してしまうのですが、期待したほどではなかったかなというところです。短編の並び順もあると思いますが、最初の作品を一番面白く感じてしまったので、尻すぼみな印象でこの短編集が終わってしまったのも大きいかなと思います。ただ、長岡さんの作品ということを抜きにすれば十分面白いので、今後も長岡さんの作品を楽しみにしたいと思います。2020/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13573298
  • ご注意事項