インサイド財務省

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インサイド財務省

  • 著者名:読売新聞経済部【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 中央公論新社(2019/04発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784120051791

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内容説明

もはや財務省に最強官庁と謳われた面影はない。官邸に遠ざけられながら、悲願の消費税増税をめざす舞台裏で何が起こっているのか。落日のリアルを鋭く描きだす。

プロローグ 不世出の官僚
第一章 最強の失墜
第二章 鈍る政略
第三章 OB勢力の凋落
第四章 「人財」生かせるか
第五章 歳出要求のマグマ
第六章 通貨外交の舞台裏
第七章 論争の現場
第八章 消費増税の宿願
第九章 JGBの素顔
第一〇章 第二の予算
第一一章 減税並んだ大綱
第一二章 一〇一兆円予算
エピローグ 姿勢すら示さなくなった財務省

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

matsu

4
読売新聞経済部による取材とあって、個人ジャーナリストだとなかなか知れないであろう部分まで踏み込めているところはさすが。政治的な部分には色々と意見はあるが財務省の今を知ることができる点では面白かった。2019/08/05

MioCastello

2
完全なる財務省プロパガンダ本。財務省に耳障りの良い情報しか書かれていない。青山繁晴や安藤裕ら若手議員では全く対抗出来ない見えない力で佐川宣寿元理財局長が不起訴となった。10月の消費増税が事実上確定する中藤井聡はひっそりと内閣官房参与を退いた。岸田派の村井英樹は財務省のインサイダー以外の何者でもない。一連の不祥事は財務省の闇にメスを入れる千載一遇のチャンスだったはず。読売新聞ともあろうものが財務省にいい様に利用されている事に気付いていないのなら最早オールドメディアの存在意義は無くなったと言わざるを得ない。2019/08/18

Tatsuhito Matsuzaki

2
読売新聞経済部による同紙連載を加筆し出版。 同部の矢田部長のお父さんがNHKの経済部長を務めた記者だったという告白とともに「父の遺稿」の一節が記載されていて、この連載の思想的出発点であるのかなぁと思いました。2019/07/22

きつねうどん

1
ザイム真理教の恐るべき実態を描くドキュメント。PB黒字化とそのための増税を教義ととらえ、疑問を持たずに命がけで取り組む様子には戦慄すら覚える。消費税率を上げることで消費が落ち込むことが予想できていない様子も描かれており、この省庁がまさにカルトであるとの認識を強くした。更に恐ろしいのは、国債に関して矛盾した説明が散見されることから、筆者自身も洗脳されている様子が覗われることだ。この教団の工作による我が国への影響は、既に少子化による労働力人口の減少やGDPの減少など目に見える形で表れている。対応は急を要する。2023/11/12

いけちゃん

1
努めて客観的に。財務省が所掌する政策について、予算・税制だけでなく、国際金融・財政投融資・国債管理に至る様々な分野における「力学」をリアルに描いたものであった。ある一定の利益(interest)を守ることとある立場(position)を保つことは密接不可分であって、この前提に立って目的と手段を混淆することこそが、最も理想に近いと合意することができる考え(idea/policy)を実現たらしめる上での障壁となっているのかなあ。2020/05/09

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