新元号「令和」に秘められた暗号 元号で見る日本の歴史

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

新元号「令和」に秘められた暗号 元号で見る日本の歴史

  • 著者名:安藤優一郎【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 徳間書店(2019/04発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198648411

ファイル: /

内容説明

新感覚! 衝撃!


248の元号を追っていくと、

新たな日本史が見えてくる!



元号は日本の歴史を語るうえで欠かすことのできない存在であり、「歴史の一大事には必ずといっていいほど元号が添いる。
2019年5月から改元を控え、新元号に込められた意味、
また元号とは何か?、
なぜ元号が使われるのか?、
元号は漢字2文字でなければならないのか?、
元号はどのように決まるのか?、
元号は誰が決めるのか?といった元号に関する解説していく。
さらには飛鳥・奈良時代の「大化」から始まる248の元号の歴史を追っていく。


元号から日本史を見ると、まずは「改元をする時の権力者」がわかる。
元号は最終的には天皇が決めるが、改元を進言するものが権力を掌握しているのだ。
関白、将軍、執権など権力誇示として改元が使われてきた足跡も垣間見える。

 また、「なぜ、改元する必要があったのか」では、
地震や水害などの天変地異による改元、
はしかや天然痘の流行による祈祷を込めた改元、
または金や銅が発見されたことに対する喜びによる改元、
天皇の代替わりによる代始の改元など、
改元理由だけを見ても、各時代での「元号に込められた意味や願い」がわかる。
 さらには元号に使われた文字からは、どのような国家を求めていたか、何を理想としていたのかが見えてくる。


 改元にまつわる各エピソードも楽しい。
1239年に改元された「暦仁」は、「略人」(人々が死んでいなくなること)に通じるということから公卿の間で評判が悪かったり、
1489年に改元された「延徳」の際には、応仁の乱の戦乱中だったこともあり、朝廷内で改元奉行を辞退する者が相次ぎ、改元の時期がずれこんだなどの逸話に触れることができる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

謙信公

11
大化から令和まで248の元号の意味、由来、選定の経緯、時代背景を概観。天変地異でコロコロ代えたり、4文字があったり、朝廷と幕府の駆け引きなど興味深い。平城京遷都は和銅3年。「ナント立派な」より元号で表すとナントも味わい深い。2~3年での改元は頻繁にあり、当時は西暦も無く、年数計算はどうしていたのか?逆に毎年改元された貞永から嘉禎の方が計算しやすい?現在、元号を使用している国は日本だけであり、まだまだ身近な存在である。史上初の日本の古典『万葉集』を典拠とする「令和」、この響きの良い元号を大切にしていきたい。2021/04/12

5
南朝含めての248の元号とその制定理由。ついでに歴史的事象の解説。いつの時代もなにかしらの出来事が起きる。その分かりやすさが付随しているなと思いました。2025/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13760705
  • ご注意事項

最近チェックした商品