内容説明
教師になる夢に破れた創士が辿り着いた街のビルの中の託児ルーム『さくらねこ』。
そこは一風変わった先生と元気な子どもたちが集う託児所だった。
疲れ知らずの先生たちと子どもたちに翻弄されながら、少しずつ成長していく創士。
働くにつれ創士自身が知らなかった過去が明らかに――?
第3回「お仕事小説コン」入選作を書籍化!
※この作品は2019年4月刊行の電子書籍「キッズスペースさくらねこ~やっと決まった就職先は人外ばかりでした~」を改題し、加筆・修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
66
面白くて一気読み。創士の人柄にすごく好感が持てた。桜士とお母さんの出会いやお母さんの人生などが書かれておらず気になるー2019/12/14
はつばあば
53
妖・・桜の樹の精と人間とのハーフ創士君。教員試験に落ちてガックリきているようだが、今の人間社会の教師なんて・・ブラック企業もいいとこ。不採用で幸い・・などと初っ端から反社のような呟きが出てしまう。本を読んでいても人間社会の生き辛さばかり書かれている。「下町やぶさか・・」はまだスカッとした方。昭和のノスタルジックというかレトロな世界で長い間暮らしてきたら、平成のぶっ飛んだような時代と令和というAIや戦前に戻りそうな雰囲気のきな臭さに胸が痛む。精神構造が幼いせいかこういう本にホッとする2019/09/06
hirune
32
【Kindle】神さまとあやかしと精霊…ごっちゃになって 描ききれてないまま終わった感じです。遊んでほしくて彷徨ってる子どものあやかしの存在って謎でした。子どもだけど何かに成長したりはしないのかしら?「さくらねこ」で働くと半精霊の創士の寿命も延びるのかなぁ?いろいろ疑問が…😅2019/12/05
カン
3
色々と謎のまま。なんか中途半端な感じです。2019/11/17
ヒナ
3
ぼんやりとした気持ちで手に取り読了。すごく面白かったわけでもなく、面白くなかったわけでもなく…という、自分の中では普通の1冊だった。主人公のお父さんについては、きっとそうだろうなぁ…という予想が簡単に出来たものの、お母さんとの出会いが書かれていなかったのが残念でした。2019/07/27