内容説明
遠く離れた南米チリで。瀬戸内海に浮かぶ島で。雑踏の渋谷で。あの何気ない出会いは運命だった。静かな感動が降り積もる六編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いたろう
74
(再読)サンティアゴ、青森、上海、瀬戸内海の島(直島?)、アントワープ、渋谷、それぞれ国内外の都市、町を舞台にした、6編の短編集。本のタイトルも印象的で、それだけで記憶に残りそうなものなのに、読み終わるまで、以前、単行本で読んでいたことに全く気づかず、読了後、読メに登録しようとして、初めて再読だったことに気がついた。一部、何となく、似たような話を読んだことがあるような気がしたのは、そのせいか(笑) 海外が舞台の小説は、瀧羽さんには珍しいが、具体的な地名とその景色が描かれると、物語のリアリティが増していい。2020/05/26
涼
65
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/10/post-696147.html いつもの著者から受ける印象とは、ちょっと違いました。少しほろ苦いというか、後味があまりよくないというか……。2023/10/26
ネコタ
53
久しぶりに瀧羽さん。やっぱり落ち着いて読むことができる。サンティアゴから渋谷までいろいろなところでのお話が6篇。どのお話も始まりがちょっと不安な感じではあるけど、最後は明るい方向にお話が進んでいくのがいい。2020/03/17
えりこんぐ
51
6つの短編集。サンディアゴ、ベルギー、渋谷etc...世界各地で繰り広げられる人間模様は、切ない中にも少し余韻を残すものばかり。津軽のお寺の話が好きだった。【積読41】2022/05/28
エドワード
45
出会いは一期一会。人生に訪れる、まさか。南米サンティアゴでの、小学校の同級生との再会。津軽まで婚約者の両親に会いに行くと、彼の実家はお寺だった。自分は日本より中国が合っている、と思う父親と、娘の婚約者の食事。緊張するけれど、思わず頬が緩む。瀬戸内海の何もない島から出て行った女性は、郷里のホテルで何を思う?ベルギーを旅する母と娘、ケンカして仲直りして二人旅。そして、十五年暮らした若い男女の別れをアッサリと描く終章。少ない登場人物の、会話のひとつひとつに意味があり、喜怒哀楽の表現が上手い。心に響く六編だ。2019/06/06
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