内容説明
警察組織を監視するはずの監察官が不祥事を起こしてしまう。たまりかねた警察トップは、アメリカの諜報企業「リスクヘッジ社」を、監察を含めた組織全体を監視する第三者機関として採用する。リスクヘッジ社vs監察。組織内の不正をどちらが先に発見するか。しかもリスクヘッジ社は、警察トップのほんの一握りしか知らない密命を帯びていた。監察を出し抜いて不祥事を隠蔽し、不正を「無かったこと」にしなければならないのだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
23
タイトル読みした作品、初読みの作家さんかな?何となく読了(^^;2021/12/04
オオイ
5
警察内部の監察官と外部の第三者機関の争い、どっちもどっちもの悪人。2021/04/03
シアン
5
警察小説というよりは、なんでもありのスパイ小説のようだった。監察官を監督する第三者機関と監察官、どちらが先に不祥事の証拠を押さえるか。ストーリーはなかなか面白かったけれど、どちらかというと監察官寄りの目線で読んでいたので、なんかモヤモヤする。2019/08/21
kousei
3
警察内部組織の不正を取り締まる監査官とその不祥事自体をもみ消すために契約をした米国系民間会社との戦い。不正を明らかにするかもみ消すか丁々発止で新しい感覚だが大きな盛り上がりは見せず淡々と読了。2023/12/28
忍者千乗りの門戸開放
3
うーん…着想は面白そうだったので読み進めていきましたが…という感じ。 読みやすいのでサクサク読めます。 ただ、最終的に腑に落ちない点が結構残りました。 結果的に誰が勝ったのか? なんかモヤモヤが残ってしまったのは自分だけでしょうか? 最後の商店街のくだりもいるかなぁ… けれどもまた石川作品、読んでみようと思います。 ありがとうございました!2020/06/16