内容説明
「現実」ではなく「受け止め方」を変える――そのちょっとしたコツがある。◎何があっても、自分を「全否定」しない◎やっかいな人と同じ土俵に上がらない◎人に迎合しやすい人は、傷つきやすい人◎カッとしたら、サッとその場を去る◎迷ったら、自分を「主語」にして判断する◎「隠し事」が増えるたびに、心は暗くなる◎なるべく「性善説」で考えたほうが、人生はうまくいく……禅が教えてくれる、「心を健やかに、穏やかに保つための秘訣」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
48
とても大切な心の守り方について、一つ一つ背中を後押ししてもらえるような形で禅をテーマに教えてもらえた気がします。一つ一つ前向きに開き直りつつ明るく実践していきたいところです。2021/12/14
バイクやろうpart2
43
枡野俊明さん作品2冊目です。仕事に追われていた時、駅中本屋さんで、目に留まりました。モノの見方、考え方一つで肩の力が抜けること感じます。起床時とか就寝前に一節、眺めるだーだけで、リラックス出来るのでは?と、何か、心のビタミンを貰ったような、そんな本です。2020/09/22
陽子
26
流し読み。見開きで右側にシンプルなポイントワードの一文。左側は解説文。ポイントワードを流すだけでも「なるほどね」と感じる処方箋的な一冊。ちょっとした心の向け方や見方のヒント内容集。示唆内容はアドラー的でもあると感じた。著者は禅僧らしいが、内容は誰がみてもうなづけると思う。最近、こういう類の新刊書籍が数多く並べられているのを目にする。ストレス社会ならでは、なのかもね。2019/12/14
チャー
14
住職である著者が日々の喧騒に抗わずしなやかに対応するための術を紹介した本。大小さまざまな困難に遭遇したときに力技で何とかしようとするのではなく、緩やかにかわすための考え方や行動などの方法が多く綴られている。不完全で良しとするという心構えはある意味大切と感じた。完全を求めると果てしなくなることが多く適度に見極め気切りを付けることも重要。自分の限界を体で覚える、大人とは態度を崩さない人、無くなると困るものは意外と少ないなど勉強になることも多い。お礼の言葉には旬があるという点は感謝をすぐ伝えるための良い気づき。2024/04/06
だいだい(橙)
14
半年に一度位は、禅寺の僧侶が書いた本を読んでいる。これは、軽く読めるエッセイ。 もう少し年をとって仕事を引退したら、臨済宗か曹洞宗のお寺に通いたい。この本の著者は曹洞宗の住職兼庭園デザイナー。海外でも名を知られた方のようです。2019/11/16