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内容説明
「1人でちゃんとできる、しっかりした子に育ってほしい。
だからこそ、部屋の片づけ、食べ物の好き嫌いをなくす、ドリルにしっかり取り組む、早寝早起き、
どれもできるようになってもらわないと。
でもうちの子、何度注意しても、なかなかできるようにならない…。
本当にイライラしてくる!」
これ、すごくわかります。
しかし、です。
いったん冷静になって考えてみますと、
ほとんどが親が子に「こうであってほしい」と望んでいる、
そして、その通りに行動してくれないから、イライラしてくる。
残念ながら、これが実態になっているようです。
実は、かなり多くのことが、子どもをいい子にするためになっておらず、
むしろ無駄だったリ、成長を止めてしまうなど悪い方向に向かってしまっているのです…。
例えば、いつもモタモタしている子どもに「早くしなさい!」と言ったとしましょう。
でも、なかなか動き出そうとしない子どもこそ、よく考えて主体的に行動しているのです。
せかしてしまうと、子どもが考える行為を妨げてしまいます。
他にも、例えば次のことが子育てでは正解なのです!
・「挨拶しなさい」と言わない
・お手伝いが遊びになっても気にしない
・友だちをえこひいきしても気にしない
・無理に部屋の片づけをさせなくてもいい
・早寝早起きにこだわらない
・食べ物の好き嫌いがあっても気にしない
・ジコチューでも気にしない
・ドリルでのミスを正さない
以上のどれもが、国内外の1000以上の子育てに関する研究を調べ尽くした結果、たどり着いた結論なのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
28
自信になります、励まされますほんとこういう本…。 特に新しいことは書かれてないけどでもやはり、気をつけないと意外と子供の邪魔をしてるかもしれないなと思う案件はいくつかあったので、気をつけたい。 ただ、基本的に”力を抜いて“が1番に来ている本なので、特に苦になることもなく読める育児本でした。おすすめ。2023/12/21
たまきら
26
考えすぎてしまうおうちには助かる本だと思います。でも、「テキトー」とネグレクトはややもすると紙一重になりそうな気がしました。厳しくしつける必要はないという面は賛成しますが、親の気持ちもきちんと伝えないと、十代になって大変な気も…。2021/07/09
ist
6
子供は親のことをよく見ている。 ただ発達の途中なので、当然できないという状態からできるという状態に変化している途中である。 成長を阻害しない働きかけをしていきたい。 お手伝いそのものがご褒美。 我慢できるためには、肯定感を育む。 とにかく楽しく。 くすぐって笑ってリラックスして安心感を得る。 科学的なエビデンスベースですいすい読めた。 2023/06/23
まんまる
6
入学前のこども向けの子育て本。 神経質に育てなくても、こどもはうまいこと育つ。テキトーにはきちんと理由がある、という科学的根拠が心強い。2020/01/29
shizuca
5
あとがきで泣きました。というかあとがきがすべてやとおもう。私も一人目のこそだてのときは似たような感じになっていたからすごく共感しました。「こうあってほしい」「こうならないでほしい」という気持ちや行動がその子のためにならにいってこと、わかってはいたけど理解できてなかったんですね。頭の良い子を育てたい、も苦労してほしくないから、なんだけどだからといってこどもを大人のエゴでロボットみたいにしちゃうのは違うし、やはりいきる力や今生きていることを楽しめる力を育てて欲しいな。さらっと読めて肩の力をぬいてくれる本でした2019/11/17