SmartCity5.0 地方創生を加速する都市OS

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SmartCity5.0 地方創生を加速する都市OS

  • 著者名:海老原城一/中村彰二朗
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • インプレス(2019/05発売)
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  • ISBN:9784295006145

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内容説明

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会津若松市で進行中の「SmartCity5.0」について、そのコンセプトから具体的な取り組みまでを詳細に解説しています。会津若松市のスマートシティプロジェクトは、2011年3月11日に発生した東日本大震災からの復興支援策としてスタートしました。ですが、その取り組みは単に“復興”にとどまらず、データとデジタルテクノロジーを活用して地方創生を図る「SmartCity5.0」へと進化しています。SmartCity5.0を特徴づけているのは、市民生活や地域産業の“スマート化”を可能にする「都市OS」と呼ぶべきアーキテクチャーの存在です。都市OSを使って会津若松市が解決しようとしている課題は、日本の多くの地方都市が抱える課題との共通点が少なくありません。日本の活性化に向けては、地方創生が不可欠です。政府も「デジタルガバメント」や「クラウド・バイ・デフォルト」を掲げ、公共分野のデジタル化を加速させようとしています。少子高齢化を乗り越え、持続可能な地方創生に向けた叡智が詰まるSmartCity5.0は、これからの“まちづくり”のあり方を指し示しています。

目次

表紙
はじめに
目次
CHAPTER1 地方都市が抱える課題の共通点とSmartCity
1-1 ”人に選ばれる街”になるための地方創生
1-2 市民を巻き込むための「自分ゴト」化の仕掛け
1-3 デジタルに向けた会津若松市の資産と課題
CHAPTER 2 SmartCity AIZUの実像
2-1 会津若松スマートシティ計画の構造
2-2 情報提供ポータル「会津若松+(プラス)」
2-3 インバウンド戦略術としての「デジタルDMO(Destination Management Organization):DDMO」
2-4 予防医療へのシフト術となる「IoTヘルスケアプラットフォームプロジェクト」
2-5 小さく始めて大きく育てる
CHAPTER3 SmartCity5.0が切り拓くデジタルガバメントへの道程
3-1 行政や企業の変革条件
3-2 都市のためのIoTプラットフォーム「都市OS」
3-3 デジタルシフトによる地方創生
3-4 デジタルシフトをやり抜くための四つの条件
3-5 スマートシティに不可欠なデジタル人材育成
3-6 地域の商品・サービスの価値を上げる施策
CHAPTER4 世界に見るSmartcityの潮流
4-1 「SmartCity」は環境問題やエネルギー産業の振興から誕生した
4-2 データ駆動型スマートシティの価値向上とマネタイズモデル
4-3 世界の「新規開発型」スマートシティと「レトロフィット型」スマートシティ
●新規開発型:藤沢サステイナブル・スマートタウン(神奈川県藤沢市)
●新規開発型:Sidewalk Toronto(カナダ・トロント市)
●レトロフィット型:アムステルダム市(オランダ)
●レトロフィット型:スマートカラサタマ(フィンランド・ヘルシンキ市)
4-4 スマートシティの今後
CHAPTER5 〔対談〕会津若松の創生に賭ける人々
5-1 会津若松市 観光商工部企業立地課 白岩 志夫 課長とAiYUMU 八ッ橋 善朗 氏
5-2 本田屋本店 代表取締役 本田 勝之助 氏
5-3 会津大学 岩瀬 次郎 理事
5-4 スマートシティ会津 竹田 秀 代表
5-5 アクセンチュア・イノベーションセンター福島 若きスタッフたち
おわりに
筆者プロフィール
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

56
スマートシティのまずは今を知らねばと購入し読了。アクセンチュアの方々と自治体とで進められている会津若松の事例をベースにかなり有用な学びが多い一冊でした。スマートシティと一言で言えど単なる技術案件、ビジネス案件に留まらない規模となるのため、こういった先行事例が書籍として知見広がてもらえることに感謝です。今後も読み返すこととなりそうです。2020/01/13

すくすく

11
コンサル会社がプライム、地元企業の音頭もあって各分野のバリューチェーンを考慮して良く考えられていると思う、気合と根性、地元の愛情だけで何とかしようという姿でもないし。しかし、事業の金の出所が国の補助金以外よくわからないのと、ショーケースの域を超えてはおらず、持続可能性のある仕組みかはもう少し見守る必要があるかな(税収が2〜3億上がったと買いてあるが…中身が分からない)。スマートシティの文脈も従来土建公共事業と何が違うんだと思ってる人間から見るとどうしても斜に構えてしまいがち2023/05/04

たー

8
会津若松が8年以上前からスマートシティの取組みをしていたとは不勉強で全く知らなかった。色々参考になった。2020/02/16

TK39

5
地方創生をSmart city化で進めている会津若松がどうなっているかを知りたくて読んだが、アクセンチュアのセールスのような本。。。 行政は何を考え、何をしているのか?市民は?よくわからない。そもそも会津若松の地方創生のゴールは何?人口増加?どれだけの効果があったのか?結果、途中経過は見せたらと思う。 パナの藤沢、慶應がある鶴岡もそうだが、産もくは学が中心にならないとダメなのか? それだけだとダメな気がします。海外は官の役割がもっと大きいのでは? 2019/06/09

tacacuro

4
「スマートシティ」の全国100地域での実現を目指す中、その先進事例として皆が視察に訪れる会津若松市のスマートシティプロジェクトを紹介。①地域の現状と将来像の把握、②参考となる成功事例の収集、③実証事業の実施、④実証に基づく設計図・仕様の公開、⑤国の施策の各種認定・認証の獲得、⑥情報発信・営業活動、⑦誘致拡大・転入増のサイクルをグルグル回していけばどんな地域でも発展は可能だと。ただし、一番学ぶべきは会津若松市は「最初からスマートシティ化やデジタルシフトを考えていたわけではなかった」点ではないか。2021/01/28

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