内容説明
いつか何かに効くときが来る! 言葉の劇薬!!
名言の主は無頼の編集者や勝負師、高知のヤンキー&おばちゃん、実母に我が子……。不恰好だけど、煮込めば味が出る、糧になる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
54
久々に西原理恵子のエッセイを読むが、相変わらずのサイバラ節は健在で嬉しくなる。今回は彼女が今までの人生で出会った名言という事で、一筋縄ではいかないものばかり揃っているけど、どれも読んでいるとだんだん元気になってくるのが不思議。仕事の話やお金の話、男女の話とジャンル分けされているんだけど、やはり一番面白いのは仕事の話。『五体不満足』発売時の話や、鴬谷デッドボールの神秘体験とか、人前にもかかわらず悶絶する所でありました。やっぱり世知辛いこの浮世には、こういう元気が出る本は必要だと面白く読みつつ痛感しました。2019/05/17
えんちゃん
48
安定のサイバラ節。心が迷ったとき頼りたくなる。今回も良いこと書いてあるなぁと思ったら再読だった。私は鳥頭だな。今回刺さった名言は『人のことを憎み始めたらヒマな証拠』。素晴らしい。恨むヒマがあったら汗水垂らして何かを頑張ろう。2021/02/26
眠る山猫屋
45
名言かどうかはともかく、西原さんの歴史は滲みる。前夫の鴨ちゃんの破滅的な疾走に付き合った記憶、憎しみしか残らなかったと書いているが、そこには愛情の欠片が偏在しているように感じられた。まぁ過ぎた記憶だからかもしれないが。高須先生への寄り添い方も、在りそうでなかなか難しい想いに溢れているようで、素敵なふたりだ。少しでも長く寄り添って生きていって欲しいな。2019/11/21
hanchyan@では今持っているもので考えよう
38
もうホント、しみじみと面白い。これだけ面白ければ、まさにお金を払う価値があろうというものだ、たとえ見開きに活字がパラっとしか載ってなかろうと(笑)。純粋な意味では、実用書ともエッセイともましてや哲学書とも違うのだが、それでいて、実用書とも哲学書とも読めるエッセイ的な本。こういうのは著者の独擅場だなあ。ホント面白い。2019/05/19
アナクマ
29
16年書き下ろし。50才を過ぎた先生による実用本。名言集に一貫性や立派さを求めちゃいけない。薬や日々の糧として、人生のときどきにつまみ食いして今日明日を支えてくれれば御の字。どだい他人の言葉なんだから。そうやって集めた言葉と自分の経験が合わさったときにマイ名言ブックが生まれる。◉「六はいないか?」「(100万回生きたねこは)本当にいい猫よ。いまだに仕送りしてくれる」「全ハネだから」お金と性に関わるものが多いのは、生きる事の実態に近いから。歩んできた世界がそのまま本になる。というか「出入りなう」って。2023/04/16
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