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内容説明
拡大を続ける「星野リゾート」は他のホテルと何が違うのか? 辛口で知られるホテル評論家・瀧澤信秋が、約3年をかけて星野リゾートの徹底取材を敢行! 星野リゾートの強みと課題を解き明かす本編と、施設ごとにまったく違う魅力を探った巻末ガイドからなる二部構成。旅好き、星野リゾートファン、まだ泊まったことのないあなたにもおすすめできる一冊! 星野佳路代表の経営戦略に迫った、2万字インタビューも収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
66
星野リゾート並びに星野リゾートREITに興味あり、星野代表のインタビューにも引かれて手にした本。沖縄竹富島の開発で住民説明会や果ては社員住込みのエピソードや旅館再生のエピソードに頷きながら星野代表のインタビューである。星野リゾートREITは少し成り立ちとして特異である。と言うのはスポンサーとテナントが同じ企業グループだからなのである。そこは所有と運営の分離メリットに着目し、施設保全や地方旅館運営の特殊性よりメリットあるとしている。またヒトの重要性としてマルチタスク人材育成活用には頷かされたのである。2020/01/06
おいしゃん
34
星野リゾート概論から、星野社長インタビュー、星野リゾート各施設のデータ集など盛りだくさん。毎日少しずつ読みながら、次はどこに泊まろうかと考えるのも楽しい。2019/04/26
謙信公
15
星野代表が一貫して強く意識しているのが外資と戦えるホテル・旅館。業界からは「伝統ある旅館文化への愚弄」などと批判を受けるが、ビジネスとして成功していることは厳然たる事実。潰れてその文化が消えるのは本末転倒。星野リゾートは、リゾート空間での新たな過ごし方を提案している。ゲストの意見を汲みとり、客室、アメニティや料理など、土地の文化や食材、自然環境などトータルでの提案を魅力とし、スタッフ自らが現場で考えて行動している。合う人と合わない人がいるが、所詮そういうもの。もう少し写真があればワクワク感が出るだろうに。2023/06/19
山猫
11
提灯本。2019/06/20
Inzaghico (Etsuko Oshita)
6
こういうホテルだから、会社もちょっと毛色が変わっていて、会社に忠誠を誓う人もいれば、合わない人は辞めていく。これには賛否両論あろうが、それくらい個性があってエッジが立っている会社のほうが、働いていて刺激的で面白いだろう。 星のやは基本的に運営のみ担当とは知らなんだ。リッツとかと一緒なのね。面白いのは、宿泊施設をもっているのは星野リゾートのREITだということ。REITなんて久しぶりに目にした。星野オーナーのインタビューを読んでいると、同じグループで運営会社と所有会社を分けるメリットがわかった。2021/06/02