内容説明
子育てをめぐる状況が変化する中、保育所、幼稚園、認定こども園はどのように保育の質を高め、組織として機能・発展すればよいのか。園の理念、チームビルディング、人材育成、保護者との関係づくり等、具体的な業務を通して、変革期に求められる園長の決断と実践を指南する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
godbo
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「やらされる保育」から脱却し、子どもの主体性と当事者性を尊重することの大切さを改めて実感した。遊びは学びそのものであり、自発的な活動は小学校以降の学びにも自然とつながっていく。遊びを深める中で生まれる対話や関係性が、子どもの社会性や思考力を育てる。子どもは生まれながらにして市民であり、社会の一員。そんな考え方を日本の教育も少しずつ取り入れつつある。大人が先導するのではなく、子どもの後をついていく姿勢こそが本来の教育のあり方だと思う。仲間や地域、外部の多様な力とつながることが子どもたちの可能性を広げる。2025/06/21