角川文庫<br> ありがとう、さようなら

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角川文庫
ありがとう、さようなら

  • 著者名:瀬尾まいこ【作】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • KADOKAWA(2019/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041026397

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内容説明

作家・瀬尾まいこのもう一つの顔。それは中学校の「せんせい」でした。

本屋大賞ノミネート作家、瀬尾まいこのデビュー直後から3年半の日常をつづるほのぼのエッセイ。
給食で苦手な料理と格闘したり、生徒たちからの厳しいおしゃれチェックをなんとか切り抜けたと思えば、生徒会のやる気に感化されたり、合唱コンクールで胸がいっぱいになったり……。
奮闘する瀬尾せんせいと生徒たちのあたたかくてにぎやかな日常の合間に見える、それぞれの成長。「ありがとう」と「さようなら」がめまぐるしく襲ってくる学校という場所で過ごす日々は、瀬尾さんの作品世界すべてにつながる愛にあふれていた。
解説/北村浩子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

初雪ハロー

170
かなり、面白かったです。2019/05/09

zero1

157
プロポーズを教え子から!試験満点が条件だが結果は?作家(中学教師を兼ねる)のエッセイを読むと、作品の骨格をより深く理解できる(後述)。文章の奥にある輝いた経験が魅力の一冊。草は揺れるが擬人法では【踊る】。理解の共有こそ教育の原点。生徒は下らないことを記憶するが教師のおしゃれチェックや30歳カウントダウンも忘れない。体育祭の団結にサプライズ部の活躍。野球ができる喜びに合唱祭の奮闘。妹も学校に登場。キラキラが眩しく瀬尾は間違いなくエネルギーを生徒からもらっている。学校はまさに題名そのままの世界。読んで損なし。2021/01/18

151
筆者が先生をしていた時のエッセイ。文章が柔らかくて読みやすい。いろいろな学校のイベントで一所懸命だったり、クラスで団結しようとする2組の生徒が皆素晴らしすぎて、こんな学生が沢山いたらいいのにと思いました。2019/05/03

のぶ

103
瀬尾まいこさんのエッセイ集。すぐに読めてしまうこの本を読んで、瀬尾さんがかつて中学校で先生だったことを初めて知った。デビューからしばらくは教師と二足のわらじを履いていて、そのころの教師をしながらの話を書き溜めたもので、本も薄いし文章も短いが、その時代の気持ちが本音として、正直に表されていたことが面白く、好感を持った。鯖が大嫌いで、ほかにも苦手なものが多く給食の時に苦労した話。担任としてやりたくなかった仕事等。本書を読んで、過去に小説で読んできた内容が大きく反映されている事がよく分かった。2019/07/04

いたろう

82
瀬尾さんが、まだ中学教師との兼業作家だった頃に「ダ・ヴィンチ」に連載した、勤務先の中学校のことを綴ったエッセイ。昔のことを思い出して、ではなく、リアルタイムで受け持ちのクラスのことを書くことは、なかなか難しかったのでは、と思われるが、宮津の1クラス8名の中学校も、京丹後の35名のクラスも、どちらもとても素晴らしく、子供たちの姿が実に感動的。それはまるで小説のよう。子供たちだけでなく、瀬尾さん自身も、いろいろ新しいことを経験し、子供たちにも教えられて、教師として成長していく姿が見て取れるのも、なかなかいい。2020/05/15

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