内容説明
戦後レジームそのものである「日米地位協定と主権なき日本」と、「沖縄・米軍基地問題」、そして憲法9条の関係について徹底的に検証。小林よしのり、井上達夫、山尾志桜里、枝野幸男、伊勢崎賢治ら豪華論客が、「旧態依然の護憲派」と、「甘えと願望にまみれたネトウヨ・安倍改憲賛成派」を、ともに「対米依存」として一刀両断に斬り捨てる。さらに山元一慶応大教授、井上武史九州大准教授という最高の憲法学者を招き、安倍改憲案と山尾志桜里議員の「立憲的改憲」について徹底解説。一向に「戦後レジームから脱却」する気配のない安倍改憲では、自衛隊は戦力ではないという「9条2項の欺瞞」が温存されるだけでなく、米軍防護の名目で、自衛隊の「アメリカの尖兵化」が進み得る。自衛隊が「米軍の下請け」化する最悪の未来を回避し、地位協定の改定と沖縄問題の恒久的解決を可能にするために出来ること。つまり山尾志桜里の「立憲的改憲論」のみが、属国から脱却する唯一の方法論。小林よしのり主宰「ゴー宣道場」で行われた憲法議論の模様を収録した『ゴー宣〈憲法〉道場I 白帯』の続編としてよりパワーアップした議論に加え、道場参加者の「声」も収録。ライブ感たっぷりに最もわかりやすい〈憲法〉講義をお届けする。本書を読んでもまだ、護憲派・ネトウヨでいられますか?(本書『黒帯編』単体でお読みいただいても問題ありません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
10
久しぶりに読んだ小林よしのり。憲法と真面目に取り組んでいて、勉強になった。それだけに表紙に違和感が…2019/03/03
紫光日
3
ゴー宣で新たに書き起こされた内容だが、安倍加憲と護憲の欺瞞について上手く語られている。 9条2項が対米自立の阻害になる事を考えると2項削除と立憲的改憲を合わせると安倍加憲に対抗出来る存在にならと述べられていたのが良かった。 そして護憲では安倍加憲に対抗できないからこそ山尾志桜里さんの立憲的改憲の必要性が分かった気がしました。2018/12/30
ホリエンテス
2
立憲的改憲論として、自衛隊について憲法で存在を規定しつつ、現状に即した立ち位置を加えるという意見。 中途半端に自衛隊を明記することはアンコントロールにつながってかえって危険とする考えは納得。 1行たりとも手を加えさせない護憲派がいかに国を亡ぼすか。また中途半端な改憲も、国を誤らせる事になる。 安倍政権が結局改憲をするのかしないのか現状不明だが、この問題は次の政権以降にもついて回る問題だ。2020/01/26
百式改(公論サポーター東海)
2
ゴー宣道場の書き起こしと新たに対談したものとの混合で構成されている。70年も改憲を棚上げして解釈でごまかしてきた付けがここまでひどい事になっている事に改めて愕然とする。日ジブチ問題は待った無しだ。 https://bit.ly/2zK62h02018/12/05
れん
1
勉強になる
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