河出新書<br> 春画でたどる東海道五十三次 江戸の宿場の「性」模様

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

河出新書
春画でたどる東海道五十三次 江戸の宿場の「性」模様

  • 著者名:永井義男【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 河出書房新社(2019/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309631066

ファイル: /

内容説明

泰平の世となった江戸時代、治安が向上し旅は大きな娯楽となった──江戸時代に通暁する著者が、豊富な文献資料と貴重な春画を駆使して、東海道、五十三宿の「性」を浮かび上がらせる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

30
まったく、やりたい放題の「東海道五十三次」の旅。著者の永井義男さんと同じく、「旅枕五十三次」を片手に江戸時代へタイムスリップしたいものです。この東海道五十三次のガイドブック、まるでひと昔前のスポーツ新聞のコラムのようで面白い。こんな本があったとは江戸時代は平和だったんだなあと感慨深い。旅枕五十三次、どの顔も同じようで飽きてきたと思った所々で珍種の絵があり、よく考えられた構成:https://lapis.nichibun.ac.jp/enp/Picture/List/55/1/12025/05/10

kenitirokikuti

9
図書館にて。先に艶笑川柳(破礼句)を読んでたのだが、あれは江戸ローカルの文化風俗が表されたものであり、江戸を離れると少し異なった世界となる(まぁ、異世界ってわけじゃないが)。本書は以下のような本を用いている。広重の東海道五拾三次、春本「旅枕五十三次」(1850年前後)、『全国遊郭案内』(昭和5年)。遊郭と旅籠は性質は違うし、東西の近いもあった。旅籠の流行り廃れは交通事情に左右されるため、江戸時代後期には飯盛女がいたけれど、昭和5年の遊郭案内の頃にはなくなってる例などあり。2021/11/18

そうたそ

8
★★★★☆ 「東海道五十三次」の旅に憧れた当時の男たち。だが、実際は各宿場で性風俗を楽しむのが目的だったようだ。本書は現代にのこる春画、あるいは文献資料から、各宿場ごとの性風俗事情を考察する一冊。それぞれの宿場ごとに大小の差はあれど、性風俗にまつわるエピソードが残っているというのは、いかに当時が性風俗が盛んな時代であったがかがよく分かる。売春も合法なら、痴漢的な行為もさして罰せられることはない。やりたい放題であるとは言えるが、それだけ平和な時代だったとポジティブに捉えるべきなのだろう。2024/11/26

oooともろー

4
『旅枕五十三次』なんて本があるとは。江戸時代中期以降の旅行ブーム。宿場町ごとに性風俗事情を紹介。現在とは価値観が違うが、それでも通じる部分もある。おおらかというかなんというか。2024/06/30

たかましや

0
ほぼ旅枕五十三次。おおらかな時代だったのだな、と。それにしても戸塚の大金玉があまりにも印象的。2019/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13644724
  • ご注意事項

最近チェックした商品