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内容説明
“経営の神様”ドラッカーは「生産性」について回答を出していた。
ドラッカーは1950年代の著書にもかかわらず、『テクノロジストの条件』『プロフェッショナルの条件』などの著作の中で「知識労働者の生産性」の重要性について言及してきた。
「経営管理者が貢献すべきは、自らの組織が有する
あらゆる生産要素の生産性の確実な向上に対してである。」 (『乱気流時代の経営』ダイヤモンド社)
そのポイントは「生産性を上げるだけでは足りない」。ドラッカーはそこに「付加価値を生まなければ生産性を上げても意味がない」と言及している点だ。
しかし、ビジネスでどう実現すればよいのか?
20万部突破の『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』、10万部突破『ドラッカーと会計の話をしよう』シリーズの著者であり、管理会計のプロである著者が、
ストーリー形式で会計の視点からドラッカーの名著、名言を読み解きながら「正しい働き方」を解説する1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
35
知識労働者の仕事は、それぞれ専門によって異なるから、仕事の目的も、成果も細分化されるため、それぞれの部門の知識労働者を評価する統一的な尺度はない。大切なのは質であって量ではない。ここが肉体労働者との決定的な違いだ」。バイオリン奏者と打楽器奏者を並べて評価することができないように、マーケティング責任者とデザイン責任者とを同じ尺度で評価はできない。 各部門の知識労働者は、自ら何をなすべかを決めて自律的に行動する。この自律性こそが知識労働者の生産性を語るうえでもっとも重要な要素だ。2019/11/09
Kaz
16
経営危機に陥ったアパレルブランドをどう立て直すかをテーマに「生産性とは何か」をドラマ仕立てにして解説。最近よく耳にする、コスパ、タイパという薄っぺらい言葉をぶった斬る爽快感がある。ビジネスの本質に迫りたい方は必読。やはりドラッカーは偉大だ。2024/07/06
miyatatsu
9
物語自体は非常に面白く、さらにドラッカーを学べるので一石二鳥の素晴らしい書籍でした。2019/05/10
まろん
3
★★★★★ 「知的労働の生産性を高める六箇条」が参考になった。ホワイトカラーの生産性は今までの定義で語れない。ドラッガーは生産性向上のカギは「知識の生産性」にあると結論付けた。知識労働者は頭の中の専門性を使って、ヒトモノカネを生産手段として使い、付加価値を作り出す主体。知的労働の生産性を高める六箇条は、①仕事の目的を考える、②生産性向上の責任を負う、③継続してイノベーションを行う、④自ら継続して学び人に教える、⑤量よりも質の問題であることを理解する、⑥知的労働者はコストではなく資本財であることを理解する。2022/02/23
Micky
3
ドラッガーでなくても良いが生産性を会社経営に生かす考えを易しくおもしろく物語で語っている。このように物語にすると硬い話でも肩肘張らずに学ぶことができる。 内容は易しいので生産性の入門書といっところ。「サルでもわかる◯◯」と言ったタイトルよりよっぽど好もしい。 〈会社は経営者が諦めた時に潰れる〉そうか、もう少し頑張っみるとするか。2019/07/09
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