平凡社新書<br> 財政破綻の嘘を暴く

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平凡社新書
財政破綻の嘘を暴く

  • 著者名:高橋洋一
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 平凡社(2019/04発売)
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  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582859096

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内容説明

財政の実体を、政府と日銀を一体と捉える連結バランスシートでみれば、日本の財政は火の車消費増税はまったなしがまったくのウソだと気づくはずだ。財務省や大マスコミの喧伝にだまされるな!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

97
著者は元財務官僚。元財務官僚が財務省びいきとは限らない。元NHK職員がNHKびいきとは限らないのと同じだ。国債発行額だけを見て「日本の借金が多すぎる、だから税金で埋めなければならない」という、それらしい話が誤ったストーリーであると主張する。国が50%以上の株を有する法人をすべて連結決算にすると、日本は大変な資産もちであることがわかる。というか、日本は資産を持ち過ぎだという。国債発行の余力はまだまだあるのだ。2025/02/23

南北

38
文藝春秋11月号の矢野康治氏の論文の予習のために読んでみた。「日本は借金が多く、いずれ財政破綻する」とか「消費増税の影響は軽微である」とする財務省の主張は間違っていると著者は述べている。政府と日銀のバランスシートを合算した統合政府バランスシートがそのことを裏付けている。財政再建に増税という考えは短絡的であり、まず最初に経済成長を促し、その後に増収を目指すと言う考え方は納得できるものだ。東日本大震災の復興増税に続いて、コロナ増税も考えていると言われている現在、財政についてさらに知る必要があると感じた。2021/10/19

mazda

22
国債残高だけを見て赤字だ、大変だ、ということが、いかに愚かなことなのかということを、丁寧に説明してくれています。政府が持つ子会社である日銀とのネットで見ることと、持っている資産を見れば、何も問題ないことがわかるのですが…。国民1人あたり何百万円の借金というフレーズも、財務省が増税を行うために啓蒙しているだけのものですし、なぜ景気後退を伴うことが分かっていても増税したいのかは、天下り先の確保にほかなりません。国民も賢くなり、霞が関の言いなりにならないようにしないといけないですね。2020/12/04

ロマンチッカーnao

19
日本は借金がすごくて破綻するかもしれないとか、国の借金を国民一人に換算すると1千万円を超えるとか、コロナでまた国の借金が増えたとか、色々言うけど、全部嘘っていうのが分かる本です。日本は財政破綻なんてしません。するわけがない。わかってはいるけど、説明出来ない。それを理解し、説明できるようになりたくて読みました。わかりました。でも、この後、ノートに転記し、図解化しないと説明できるまではならないかも。国の財政は難しい。読書会で説明できるようにもう少し勉強しなくちゃって感じです。2021/04/04

mazda

10
日本銀行が破綻するといった話を聞くことがありますが、銀行券を発行している政府の子会社が、どうやったら破綻するのかロジックを聞かせてもらいたいです。日本政府も国債発行で赤字になって大変、という人がいますが、国債の多くを銀行が買う、つまり預金者である国民にとっての資産なので、国民にとっては利子のつくありがたい商品です。政府が借金する代わりにGDPが上がればそれでいいはずなのですが、増税を目論む財務省の言いなりになるマスコミ、知識人のいうことに踊らされないようにしないといけません。2022/09/15

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