内容説明
法社会学の基礎的な考え方を提供する,定番テキストの7年ぶりの最新版。司法制度改革に伴う一連の法改正を経た「今」を,最新統計とともに描いた。コラムでは掘り下げた議論を展開し,巻末では章テーマごとに参考文献を詳しく紹介。
目次
序 論 法社会学とはどのような科目か
第1章 法社会学における法の概念
第2章 法専門職
第3章 民事司法過程
第4章 刑事司法過程
第5章 行政過程
第6章 日本の法と社会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
1
法は法が作られただけでは意味がない。法を使う人と法を作用させる人がいないと使えないのだ。前者は例えば民法で相続や婚姻など、その方を使う人がいないと意味がない。後者は例えば刑法で違反者を捕まえたり制裁を科す人がいないと成立しない。もう一つ、ルールと法の違いとして、後者にはメタルールがある。ルールのためのルールだ。ルールを明確にするルール、ルールを変えるためのルール、ルール違反者をどう扱うかのルールなどが法律にはあるのである。その点、前者のルール・規範は変えようがなく、「やってはいけない」しか分からない。2025/05/18
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