講談社文庫<br> 朝からスキャンダル

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講談社文庫
朝からスキャンダル

  • 著者名:酒井順子【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2019/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065155400

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内容説明

人の転落、わが身の快楽?人気俳優が選んだ妻に“銃後っぽさ”を感じ、老年世代でこそ高まる性欲求に唖然、一方、国民的アイドルの解散危機に新時代を見つけたり。日々噴出するワイドショーネタを語るとき、なぜか生き生きする我々。刺激的なスキャンダルがストレスを吹っ飛ばす!平成の日本を見つめ続けるロングランエッセイ、第11弾。「我々はスキャンダルを消費し、消化する生き物です。(中略)スキャンダルの当たり年における主役の皆さんは、ストレスフルな日々だったことと思います。しかしそれは、スキャンダル消費によって晴らされた一般人のストレスを全て引き受けたようなもの。こうしてスキャンダルとストレスは世の中を巡るのであり、この循環はこれからもずっと、続いていくのです」――著者あとがきよりフジテレビの中年感、取り壊されるお年頃、五十三歳のスキャンダル、「出産」って「活躍」なんですね、「週刊現代」の罪、上空にミサイル、紀香さんと養子、不倫の地味化etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

76
いつも出張で来る度に、道中読んでた本を下さる方がいて、これもその内の一冊。でもこんな本を読むような感じには見えなかったので意外😅「週間現代」のコラムなので軽い内容だが、真面目なものから下世話なものまで、5年くらい前かな?その頃の世相を思い出し面白かった。SNSだとやばい政治信条が発露されて「こんな発言する人だったとは!」と驚く話は分かる気がする。読メにもそんな人生息してるしね。ゆるふわでも年収1千万の話では、つくづくこれまで女性の価値って、男性から如何に好かれるかって事と同義だったんだなあと暗澹。2021/09/04

なお

16
令和初の本。2015年~2016年「週刊現代」の連載。不倫やアイドルの危機、当時の時事ネタのエッセイ。2019/05/03

まつこ

12
エッセイ集。さらっと軽く読めました。この頃、ベッキーの不倫報道は確かにすごかったな…、となんだかしみじみ。政治家やファーストレディへの考察が、今から思うとかなり的確だったのがすごい!2020/08/05

りぷれ@灯れ松明の火

6
SMAP解散騒動やベッキーの不倫ネタって、もう3年前になるのか。ううむ、早いなあ…。しかしヤンママの話は、現代のことかと思った。この問題は、実は3年前から、まったく解決されていないことがよくわかる。むしろひどくなってきてる気さえする。2019/04/25

Mimi Ichinohe

5
2015年~16年に「週刊現代」に掲載のエッセイ。週刊誌に載るエッセイだから即時性が最も重要で、かつ、こうやって後にまとめられても、時間を越えて最もだなぁと思われないといけないという難しさ。NHKの「バリバラ」は24時間テレビと並行でやってたときのを見て大笑いしたなぁ。飯山線(長野県)の冬の列車旅で、ローカル駅が外国人でいっぱいで、著者と地元のおばあちゃんだけが場違い感にたたずむ…っていう、しかも目的の雪まつりが中止って!笑2019/05/31

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