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内容説明
沖縄の日本復帰から四年、石垣島出身の無名ボクサーが世界王者となった。沖縄の人々を勇気づけ熱狂に包んだ「うーまく(ガキ大将)」は、日本のスターになっていく。デビューした一九七〇年代後半、日本ボクシング界は危機的な状況にあった。「ボクシング冬の時代を救った男」が、夢のような沖縄期、緊張に晒され続けたボクサー時代、引退後のタレントでの活躍、そして、世界王者を育て上げたジムの運営まで、無我夢中で進んできた道を縦横に語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
60
(読了日)2019年2月20日(感想・レビュー記入日)2025年1月30日。13回連続防衛(同一階級の連続防衛記録では今だ日本人最長)の具志堅用高さんの半生記。沖縄の少年時代から、ボクシングとの出会い、ボクサー時代の回顧、引退後のタレントでの活躍、ジムの経営に至るまでを余すところなく語る。インタビューを受け一人語りの形式で記事になり、その内容に第三者の証言や、重なる時代のボクシングの歴史を加えての書籍化。氏のストイックさや飾らない部分が沢山知れる良書。【感想追加本①】2019/02/20
姉勤
30
アフロヘアーがトレードマークの"カンムリワシ"。13回防衛した旧ジュニアフライ級チャンピオン具志堅用高の本人の声を含めた半生記。石垣島から単身沖縄へ渡りボクシングと出会い、高校チャンピオン。進学で上京したところを拉致されるようにプロに。日本に世界王者複数いる今では考えられない、一人チャンプの時代に防衛を重ねる。苦戦の連く数々の試合を振り返り当時の心境を語る。引退後の後進の育成、タレント業。才能がないわけではないだろうが、努力と工夫の積み重ねと、自身の客観視はクレバーな印象。それはボクシングだけに限らない。2025/01/27
gtn
27
現在バラエティ番組に引っ張りだこの具志堅氏。かつてヒーローであったことを久々に思い出した。彼は、現在もチャンプ輩出に努めており、青春時代の全てを費やしたボクシングに今も執着する。かつてのライバルの名を愛犬に付けたのも、今の自分を作り上げたあの時を忘れまいとの思いからか。2020/10/17
クジラ
3
今はタレントとしてのポジションを確立しているが,今からおよそ40年前に元ボクシングWBAライトフライ級世界王者として活躍された具志堅用高氏の半生を描いた物語。プロボクシングを志した頃の極貧生活から世界王者としての成功。その後の後進の育成に至るまで,様々な場面が描かれている。今でこそボクシングの世界チャンピオンは我々日本人にとって普段の生活で目や耳にするほど,ある程度身近な存在となったが,当日は輝かしい日本人を代表するスーパースターだったと記憶している。2019/06/14
金吾
2
バラエティーのイメージと異なりボクサーとしてストイックに道を進んだのがよくわかりました。ところところで出てくる氏の飾らない部分が良かったです。2019/12/05
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