内容説明
人はいかに生きるべきか? 古代ギリシャ・ローマ時代にこの問いを考えぬいた人生哲学の元祖、ストア哲学。「コントロールできるものとできないものを区別せよ」「富や名声に価値はない」……現代人をストレスから救う、どんな自己啓発書にもまさる哲人の教え
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本正行
26
ストア学派、昔から好きだ。清貧に甘んじて、自分の個性を潰さない。お金も大事にするが、それは自分の好きなことをするため、お金を稼ぐために、自分の時間と能力・資質を無駄にしない。いずれ雲散霧消する我が身、魂はどうなるかしれないが、わが身あっての魂、切り離して考えることはない。エピクテトスやセネカ、まだまだじっくり勉強したことがない。自我流では、永く読んだ。本格的に学ぶと、また面白さがわかると思う。淡々とストア哲学が投げれる本だった。2022/10/21
サアベドラ
26
人生訓としてのストア哲学の入門書。著者はニューヨーク在住のイタリア人哲学研究者。自己啓発本と哲学入門書の中間みたいな内容で、特に前知識がなくても読めるように平易に書かれている。ストア哲学といえばマルクス・アウレリウスとセネカぐらいしか読んだことがなかったが、本書でメインに扱われているエピクテトスは古代世界で大いに読まれ、両者に大きな影響を与えたという。たしかにストア哲学の思想はプラトンみたいに霊的でもないし、ストイックという名前の割に過酷な修身を要求するわけでもないので、現代に活かしやすいかもしれない。2019/06/24
e
16
全体を通して語られている自分で変えられることだけに注力し、他のことは考えないという教えを実践していけたら人生だいぶ楽になるだろうなと思いました。いきなりは難しいですが少しずつストア派の考え方を取り入れていけたらなと。2020/08/23
masabi
11
【概要】筆者が実践するストア哲学の入門書。【概要】肝要は自分のコントロールが及ぶものと及ばないものを切り分け、前者に注力することだ。自分の力が及ばないものをどうこうしようと足掻かずに受け流す。死や離別、倫理的な選択に対しても自分ができることに留める。2019/12/31
袖崎いたる
6
ストア派の哲学をインストールすると魂が楽になりまっせ。2023/10/07