台湾、ローカル線、そして荷風

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台湾、ローカル線、そして荷風

  • 著者名:川本三郎【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 平凡社(2019/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582837971

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内容説明

ローカル線で小さな町を訪ねること、老いてから夢中になった台湾で出会った人たちのこと、そして今も尽きせぬ荷風への思い……。独り迎えた老年の日々を綴る。2015~18年の日記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なにょう

14
おじさんがぶらぶらする話が好きだ。なんということもないところに行って、でもなんか光るものをみつけて、ウンチクをたれる。それを拝聴するのが好きなんだと思う。このおじさんてかおじいさんは電影迷で、すぐ映画の話になる。が、どうしてどうして、なかなか感性が若くて、『君の名は』の名所めぐりまでしたというじゃあないか。★地方のローカル線をめぐる旅。時間と余裕と教養が無いと出来ないよ。なんとも贅沢じゃあないか。★城山三郎さんのつもりで、借りてきた川本三郎さん。結果オーライ。2020/01/04

更夜

11
川本三郎さんの文章は何を書いたものであっても読んで「ほっとする」雑誌『東京人』に連載したものを集めた本で三冊目になるといいます。東京人、といっても東京の事はほとんどなく、タイトル通り、川本さんの好きなもの・・・台湾、ローカル線の話が多く、今年で75歳になられたそうですが、健脚で主に北関東の街をローカル線で訪れています。川本さんは情に厚く、情緒が安定しているから決してどこを見ても、どんな映画を観ても、どんな本を読んでも、音楽を聴いてもとても素直にいい所を見つけ褒める。そっとさりげなく褒める、その姿に感動。2019/12/21

Shimaneko

11
映画(それも洋画)関連の著作しか読んだことがなかったので、わりとガチな乗り鉄っぷりに、まずびっくり。近鉄=近場のローカル線愛好家らしい。最愛の伴侶を亡くして10年、自身も75歳になろうという著者だけに「豊かな孤独」という言葉が胸に響く。タラセア絵画も観てみたいなぁ。2019/07/23

オールド・ボリシェビク

5
映画好き、ローカル線好きにはたまらない静かなるエッセー。妻を亡くした70代男の寂寥もどこか漂う。2019/04/03

マーク

4
39 やはり私に合ってる!一編読むのにスマホ調べまくり、時間がかかって仕方ない! 図書館本故手元に置けないのが悔しい。 ◉御殿場線山北駅 ポッポ居酒屋 ◉桐生 大川美術館 桐生新町 名物ひもかわ ◉水郡線 水田線6月 す常陸大子駅 磐城塙駅 ◉左沢線 左沢駅寒河江駅 慈恩寺 ◉アンジェラ ヒューイット バッハ ⭕️柳橋 とんかつ百万石 ◉勝浦鵜原海岸 公共の宿(閉鎖)三島由紀夫。ジョン・ルカレ寒い国スパイ、回想録 ⭕️漢詩をカルチャーセンターで学んだ! ⚫︎偕楽園の梅見。水戸⇨いわき⇨郡山⇨会津若松 2024/03/25

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