日本経済新聞出版<br> 地銀波乱

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日本経済新聞出版
地銀波乱

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 日経BP(2019/04発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532263980

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内容説明

◆不良債権問題や金融ビッグバンにより都銀・長信銀が再編されたときも抜本的な対策が取られず温存された日本の地方銀行。融資案件不足や長期にわたる低金利で収益が細り存在意義が問われるなか、金融庁から事業性融資の拡大を求められたこともあり、質の悪い融資、アパートローン、ノンバンク業務などで焦げ付きが起き、いま問題が噴出している。

◆本書は、全国の日経記者が連携し、地方銀行の実態を深掘り取材した成果をまとめるもの。設立20年をむかえた金融庁による行政が適切だったのかについても問うことになる。スルガ銀行のシェアハウス向け個人融資は問題の一端に過ぎず、程度の差こそあれ、多くの地方銀行で同じような問題が起きつつある。地域金融の関係者の必読書となる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
日経新聞でかなり読んでいたのでさっと読みとおすことができました。スルガ銀行の分析などかなり踏み込んでいるとはいうもののやはり他のところやセミナーなどでもわたしは言っているのですが、金融庁とくに前の森長官に忖度している部分が多いと思います。金融庁がビジネスモデルでいいということで喧伝してきたのでそれを裏切られたということもありますがきちんと検査していれば分かったはずです。マスコミも森長官を持ち上げてきたのでそこはあまりつつかないですね。ほかにも××建託ということがかなりなことをしているのですが…。2019/05/11

いたろう

62
かつて地銀の優等生と言われたスルガ銀行が、書類の改竄等、不正融資の問題を起こし、信用不安に陥っている。その背景には、預金を集め、国債で運用して一定の利益を得てきた地銀が、日銀のマイナス金利政策で運用難に陥っている現状があり、これはスルガ銀行に限らず、地銀全体を覆う問題となっている。運用先を求めて東京に進出し、不動産融資や中身の分かりにくい複雑な投資に手を出す地銀のリスクの高さはサブプライム問題の再現を予感させる怖さがある。地域密着で地元の企業を育てることこそが、これからの地銀の活路という主張は首肯できる。2019/07/10

もりやまたけよし

41
安泰のイメージが強かった地銀の経営がやばいらしい。いくつかの視点で書かれた新聞記事のダイジェスト版だった。日経読んでない人には、良い情報だったと思う。2019/06/25

kawa

40
1位メガ銀・信託銀行、2位外食、3位地銀・信金、4位外資系金融、生損保 これ新卒者の就職したい業種ランキングではなく最新「敬遠したい業種」データだという。ビジネス情報に疎くなっている私ですがちょっとびっくり。本書はマイナス金利で収益確保に喘ぐ地銀業界をレポート。信用情報のねつ造にまで手を染めた不動産融資、本業のもうけをよくみせるため流動性もなく複雑でリスク説明できない金融商品への投資。あのバブルやリーマンショック前の状況に似ていない?あの時の反省はどこにいったのだろう、怖い歴史をまた繰り返すのだろうか?2019/11/09

おいしゃん

37
最近だと、スルガ銀行の不祥事によって明らかになった地銀の内情。さらに規模の小さな地銀がどれだけ苦境に立たされているか、よくわかった。2019/06/01

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