オーバーラップ文庫<br> 勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 1

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オーバーラップ文庫
勇者の剣の〈贋作〉をつかまされた男の話 1

  • 著者名:書店ゾンビ【著者】/赤ミソ【イラスト】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • オーバーラップ(2019/04発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865544732

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内容説明

「人が心に絶望を抱いた時、その者は人に仇なす怪物に変貌する」
異形の怪物に母を殺された青年・ジュールは、詐欺師に騙されて購入した「贋作の勇者の剣」で怪物を打倒する。
怪物が元はただの人であることを知った彼は、その元凶を探るため旅に出ることに。
剣は偽りであっても、その胸には紛うことない勇者の心を持つジュール。
邪神の奸計により、仲間には裏切られ、無二の友を亡くすもしかし、彼は決して絶望に屈しなかった。なぜならば――
「人よ希望を抱け。俺は勇者のジュール。絶望を晴らす勇者なのだから!」
贋作の剣から始まる、本物の勇者の物語。それを今、語ろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しぇん

18
無茶苦茶面白かったです。中盤までは穂犠牲者は多くても普通のなろうぽく淡々と話進むなと思ってましたが、中盤の絶望からの終盤の反撃。真の勇者、ただの剣が聖剣に至るまでの過程が熱くて楽しめました。優しく笑い続けれたからこど絶望に負けなかったんだなと。読み終わってプロローグ読みなおすと、また感慨深かったです。ただ、一巻でこれだけ綺麗に纏まってしまっているので、どんな続き方するのか気になります。ヒロインとの話を進めるのか?主人公の強さの秘密に迫ったりするのか?強さの秘密はやらない方がよい気もしますが。2019/04/28

真白優樹

10
異形の怪物に母を殺され、詐欺師から買った贋作の勇者の剣で復讐を為した青年が、元凶を探る旅の中、真の勇者となる物語。―――例え力は偽物でも、その心は本物だから。 勇者の本質とは力か正義か。否、勇者とは誰かの希望となり道の先に立つ者。 何度も絶望に襲われながらも、笑顔と共に希望となり駆け抜ける青年。正に真っ向勝負の英雄譚といった感じの物語であり、飾り気のない熱さが心に吹き込む、火傷しそうなほどに熱くて見逃してほしくないと思える面白さが溢れている物語である。勇者の次の旅とは。 次巻も早く読みたいものである。2019/04/28

八岐

5
★★★★☆ これは……傑作、傑作でしょう。勇者とは、選ばれし者、または勇気ある者として描かれる事が多いけれど、これほどに「人々に勇気と希望を与える者」として描かれた勇者譚はないだろう。誰かに選ばれたのではなく、自ら勇者を名乗り、人々の絶望に立ち向かった底抜けに馬鹿な漢と、その掛け替えのない仲間たちの物語。いっそ、勇者の隣はハゲでも良かったんじゃ、と思えるほどに相棒とのコンビが熱かったんだよなあ。この上なくキレイに終わってると思うのだけれど、続くとすればどんな話になるのかしら。2019/12/15

リク

5
伝説の剣に選ばれた者を勇者と呼ぶのではない。勇者とはーー。タイトル通り。しかしその「なろう」っぽさとは裏腹にジュールの生きる道と勇者のあり方を熱く描いていた。物語の芯がしっかりとしているので最後までダレない。そして相棒ポジがカッコいい作品はやっぱり強い。ジュールとラーズのコンビは互いに支えとなり合う素晴らしい関係だった。読み終わって表紙を捲ると涙を禁じえないもん…。正直な話、熊にベアハックからのブレーンバスターをきめた時はこいつはヤベえと思ったけど、まさかそこまで術中とは…。作者さんには感服するしかない。2019/05/04

DTiGeR

1
「絶望が人間じゃない者に変化させる」っての設定は悪くない。こんな設定なら今までのを超えて、もっと重みのある話ができるんじゃないかと。2019/05/21

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