英国人から見た日本サッカー

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英国人から見た日本サッカー

  • 著者名:ショーン・キャロル
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • カンゼン(2019/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862554895

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内容説明

来日10年・気鋭のジャーナリストが是々非々で根源的な課題に切り込む。
『日本は世界に劣らない。“保守的”な育成を捨てよ!』

全国津々浦々を取材して見えた日本サッカーの景色

WEBサイト『フットボールチャンネル』で大好評コラムが待望の書籍化


・道具はあるが、使い方を知らない“一芸だけのポニー”
・戦術的規律のない選手こそ、日本の攻撃を新たな次元へ導く
・日本代表が気骨な敗北者として語られる時代は終わった
・外国人指揮官によって、チームのレベルを引き上げることは以前のように簡単ではない
・今、日本に必要なのは様々なタイプの選手を生み出すこと
・代表監督としての必須事項は、その国の選手を理解して彼らの尊敬を集めることにある

すべては日本サッカー発展のために……


日本サッカーについて初めて記事を書いたのは10年前にさかのぼる。
自分の記事に対する反響の酷さに最初は戸惑いを覚えたが、この初期の経験は私にとって大事な教訓となった。
考え方の異なる者や、自分以上に知識のある者は必ずいるのだということを教えられた。

そこで私は、否定的な反応を拒否するのではなく、日本サッカーについてより深く学ぶためのモチベーションにしようと心に決めた。
まずはこの国を隅々まで旅して回り、サッカー関係者やサッカーに
関心を持つ者であれば、誰にでも話を聞いてみることから始めることにした。

私が意図しているのは単純に、一人の海外出身の観察者として、日本のサッカーについての自分の考えを述べることだけだ。
私が英国で観て育ってきたフットボールとの違いを指摘したり、
日本サッカーの素晴らしい側面を称賛したり、議論が必要だと感じる部分があれば批判したりすることだ。

過去4年間に寄稿してきた記事を楽しんでもらえれば幸いである。
そして、今後に向けてさらなる対話を続けていきたいと思う。
(『はじめに』より一部抜粋)


【目次】
第1章 英国人から見た“ジャパニーズ・フットボール・ピープル”
第2章 英国人から見たJリーグ
第3章 英国人から見た日本代表
第4章 英国人から見た日本の育成

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

名古屋ケムンパス

29
2018年に書かれたその前4年間の作者のサッカー感に基づいた記事の総集編です。なかでも第4章に書かれた「決定力不足」の問題点に関する記述は今なお興味深いものになっています。結論から言えば「本物のワールドクラスのタレントは日本からまだ生まれてきてはいない」からであり、それは育成の時代から「相手を打ち負かすという試合の究極の目標に重点を置かず、相手に容易に分析・対策されてしまうテクニックの練習にこだわりすぎること」だと複数のJリーグで監督であったエンゲルス氏の言葉を借りて記述しています。一筋縄でない課題です。2024/05/12

こも 旧柏バカ一代

23
部活についは全くの同意。一年生がサッカーの試合に出れないとか怠慢だと思ってる。何で専門家でも無い学校の先生が教えるのかも疑問。予算が無いなら部活を止めたら良いのに。2020/11/12

厩火事

5
雑誌に投稿した記事のまとめかな。そこそこ話もまとまっていてよかった。サクッと読めますよ2018/12/18

ひで

3
日本サッカーに対する著者の提言は価値があると思います。特に育成に関する提言はそう思いました。強豪高校チームの3学年で100人越えはかわいそうです。2018/12/26

Sugiwoggie

0
Jスポ系で結構出て来られるショーン・キャロルさんの本。昔、鳥栖にナビスコ見に行って取材で来られていて翌日宗像大社にいこうとしたら、北九州の試合の取材に行かれるところをまた電車でお見かけした記憶があります。普段から発信されている内容と大きく変わらないので、本としてはそれほど新しさはなかったかと。2020/03/28

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