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内容説明
新聞には芸風がある。だから下世話に楽しんだほうがいい! おじさんに擬人化することで親しみが湧く朝刊紙。見出しの書き方でわかる政権との距離。世論調査の質問に表れる各紙の立場。朝刊スポーツ紙と芸能事務所の癒着から見える真実etc.…。人気時事芸人が実践する毎日のニュースとの付き合い方。ジャーナリスト青木理氏との対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
35
文庫版にて、再読。何が良いかって?追加内容の一つ、著者と青木氏の対談の冒頭で「僕、嫌われているはずなんだけれどね、幻冬舎に(笑)」と刊行元すらネタにして切り込んでからの始まり。それぐらい自由に忖度なく述べている点は変わらない。左や右の思想的な傾向に留まらず、その先を提示してくれている内容。新聞の読み方をキッカケにして、何故?という疑問解決のヒントや別視点の大切さを提示している面白さは、文庫版でも変わらなかった。2020/03/31
こだま
7
ラジオを聞いていて好きな芸人さん。新聞の擬人化が面白かった。2020/03/08
てながあしなが
6
かなり面白かった。新聞ごとに論調の違いがある、ということは少しメディアリテラシーがあるひとであれば知っている。でも、どう違うのかまでちゃんと見ている人はそこまで多くないのでは。本書は新聞を擬人化して、平易で呑み込み易い説明を与えている。「スポーツ紙はなぜデマみたいな話が載るのか」ということについても、なるほどと思う指摘が。2019/05/27
MK
5
2017年3月に刊行されたものが、文庫化特別企画を加えて2019年4月に文庫化されたもの。 文庫化特別企画の一つとして、ジャーナリストの青木理さんとの特別対談がのっていた。 僕はいつも青木理さんの意見に賛同することが多いので、特別対談を読むことができて良かった。 また、文庫化特別企画の残りの二つと、「文庫版おわりに」も良かった。 単行本が発行されたときはモリカケ(森友・加計)問題が報じられる前だったのでのっていないが、文庫化特別企画の中に少しとりあげられていたので、文庫版のほうを買って良かった。 2020/03/16
hayatama
5
ウェブ版の新潮だか文春だかに連載されてるエッセイを愛読してる。実家はあたしが子どものころ、夏だけ朝日、普段は毎日(高校野球が好きだったらしい)という購読形態の中、親父が安いからというだけでサンケイ(当時の表記)を取りだして、同じ話でもここまで扱いが違うか、とリテラシー教育を期せずして受けてた。当時は毎日はもっとはっちゃけてて(記者が思い思いに書くから紙面に統一性がなかった)、もっと新聞は鷹揚だったような気がするなぁ。サンケイも今ほどファナティックじゃなかったし。おちゃらけた本かと思ってたら、かなり読ませる2019/06/08