角川新書<br> 偉人たちの経済政策

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角川新書
偉人たちの経済政策

  • 著者名:竹中平蔵【著者】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 特価 ¥473(本体¥430)
  • KADOKAWA(2019/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040822495

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内容説明

日本の歴史に燦然と輝く実績を遺した、数々の名君たち。彼らの名声を形作ったのは、卓抜な経済政策であった。現代の問題解決にも通ずる彼らの「リアリズム」を、経済学者・竹中平蔵が一挙に見抜く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kent Kaseda

19
日本史の本なのに、まるでビジネス書のような感覚で読める。それは竹中平蔵氏が、現代の経済やマーケティングの概念・用語を駆使して、日本史上の偉人たちを論じているからだ。例えば、織田信長は、楽市楽座や銃といった当時最先端の制度・技術を先んじて導入した"アーリーアダプター"と称される。いわば「日本史上最強のエコノミストで打線組んでみた」といった風な一冊だ。2019/04/17

Yoshihiro Yamamoto

4
A 日本史に関する本は数々読んだが「経済が政権の重要な基盤となる」という「経済学者の視点から見た日本史」は歴史学者と着眼点が違っていて面白かった。平家の興隆を経済的視点で詳しく述べているところは参考になる。「日宋貿易を独占し宋銭を輸入した平清盛は、国内における通貨供給量を調整できる立場になり、準中央銀行的な役割を果たした」。また「宋銭が入りそれまで貨幣の代わりに使われていた米・絹の価格が下がり、それを基盤としていた朝廷・貴族・寺社の利益が大きく失われた」。貴族社会から武士の世へ移り変わる別の視点を得た。2019/05/27

pacino

2
これまでの日本の歴史の中で、偉人達がどの様な経済政策を取ったのか書かれている。聖徳太子までさかのぼり、記述されているので面白いですね。終身雇用が日本の伝統的雇用形態などと非常に短いタイムスパンでは捉えていない著者だが、ここまで時間軸を広く取る考えがそもそも無かったなぁ。歴史は繰り返すと言うが同じ事は二度と起こらない。しかしまず歴史から学ぶことがあればそれは最優先事項だろう。ネットでは短略的な陰謀論が蔓延し、アンチ竹中氏も多いが今後も読み続けたい。2020/05/09

みー

1
経済は時代・国問わず為政者の関心。グローバル競争は人材取込み競争/後藤新平…医師,台湾総督府民生長官,南満州鉄道総裁,東京市長,関東大震災直後の復興院総裁。国民のインセンティブ重視,新しい公共(PPP),有機的ポリシーミックス/高橋是清…日本のケインズ,護憲運動家。大蔵大臣7度務め,二・二六事件に倒れる/池田勇人…所得倍増計画。財務省入省後地道に税務署長畑歩むも体調不良で失職。復職後京大卒初の主税局長。政界転身後一回生で大蔵大臣としてドッジライン(緊縮財政と固定為替相場)対応。ブレーンにエコノミスト下村治2020/02/25

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