銀行員は生き残れるか

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銀行員は生き残れるか

  • 著者名:浪川攻【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 悟空出版(2019/04発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784908117589

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内容説明

日本の銀行業界は、「収益減少トレンド」に歯止めが掛からず、大きな岐路に立たされている。メガバンクは大規模な人員削減を発表し、デジタライゼーションを進めて事業構造改革に乗り出すとしているが、いまだ未来は見通せない。エリートだった銀行員は、今や過剰なノルマに呻吟している。
それはメガバンクに限ったことではない。地銀はさらに苦しい状況に追い込まれ、現場では、行員たちの転職希望者が続出している。
果たして、日本の銀行は生き残っていけるのか。
そして、40万人以上といわれる銀行員たちはどうなっていくのか。
カギは、異動を減らし、地域密着で経営難から立ち直り、りそな銀行以上の利益を上げているスウェーデンの銀行にある。
本書は、緻密な取材を重ねている筆者が、現場の実情を踏まえたうえで、今後、日本の銀行業界が向かうべき道筋を提言する1冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかしくん。

19
図書館本。看板に頼りノルマに走る、旧態依然の銀行。私の知る限りの約30年の銀行員は、手を変え品を変えながら、本著の通りでしたね。今になって漸く顧客本位と言う言葉が本気で使われるようになりましたが、翻せば、そこに至るまでの、例えば収益至上主義とか、優越的地位の濫用なり。誰も表だって疑問を挟むものは、少なくとも、コースに乗ってた連中にはいなかったはず。改めて、悲しいです。。2019/09/25

金吾

17
銀行への警鐘であるが、これは銀行のみならず経験値をからはみ出ることが苦手な日本社会全体な当てはまる一般的な話だと感じました。2022/01/22

鶏豚

6
刺激的なタイトル、かつ一見国内40万人の銀行員の行く末の予言書のようだが、書いてある中身は薄い。銀行業は安易にコスト削減のみでAIに頼らず、顧客に寄り添った営業に回帰すれば道はある、と言いたいのだろうが、そんなことで業容が維持・拡大出来る訳がない。アメリカ小型店舗の成功例を語るだけなら、ただの学生のレポートレベル。ビル・ゲイツの銀行に対する金言を何回も用いざるを得ない程、1を10に膨らまして書かれている。期待外れな経済本。読むべき本を見極める目が無い自分が悪い。(2.0点/5点中)2019/04/29

miyatatsu

6
銀行の縮小が目立つ中、生き残っていくためになにをすべきなのかを知ることができました。2019/03/31

ぱんぷきん

3
「第一章 5年後の銀行員」は量から質へ転換をした希望に溢れる銀行員の未来像の提示であるが、これを読んでも全然魅力的に思えなかった。これは著者の想像力の問題なのか、銀行業の限界なのか…正直この程度が大変革を遂げたのちの理想像であるなら銀行業は本業として成立しなくなると思う。本書では様々な角度から銀行業の分析がなされているが、もはや高収入をとれるような産業ではないと感じた。ただ銀行員が悪いというより元々の銀行業そのものに制約がかかりすぎている感もするので規制緩和して自由に商売ができるようにしてあげて欲しい。2020/11/26

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