徳間文庫<br> Fの悲劇 〈新装版〉

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徳間文庫
Fの悲劇 〈新装版〉

  • 著者名:岸田るり子【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 徳間書店(2019/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198944575

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内容説明

究極の愛と絆を問う号泣ミステリー!

絵を描くことが好きな少女さくらは、ある日、月光に照らされて池に浮かぶ美しい女性の姿を描く。その胸にはナイフが突き刺さっていた。
大人になった彼女は、祖母に聞かされた話に愕然とする。絵を描いた二十年前、女優だった叔母のゆう子が、京都の広沢の池で刺殺されたというのだ。
あの絵は空想ではなく、実際に起きた事件だったのか?
さくらは、叔母の死の謎を探ろうとするが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とろこ

58
面白くて一気読み。21歳のさくらは、子どもの頃、未来を予知するかのような絵を描くことがよくあり、周囲から気味悪がられていた。その中でも、月明かりの下、池に浮かぶ美しい女性の絵は、20年前に何者かに殺害された叔母が発見された時と見事なまでに一致していた…。亡き伯母の魂に導かれるかのように、晩年の叔母が過ごしたペンションに住むことになったさくら。そこで、過去を知る人々や、新たに出逢った人たちと、叔母の死の真相を追ってゆくと…。謎だけでなく、人間の持つ愛情に心揺すぶられる一冊。良かった。2019/05/06

坂城 弥生

42
存続を知らされていなかった叔母。芸能界にいたのに突然姿を消し、殺害されていた。一体彼女になにが起こったのか。2022/02/21

こばゆみ

9
岸田さんの短編小説が面白かったので長編も読んでみる。…うーむ、ちょっとありきたりな話だったなーという印象(^_^;)。若い女性が自分の出生の謎を探っていくのだけれど、「そんな上手いこと行く〜?」って思う箇所がいくつか。でも作中に漂うダークな雰囲気はやっぱり好きだなーと思ったので、他のも読んでみよう!2022/02/08

ちえちゃん

7
二十年前の殺人事件が起きた当時と現在でその真相を探る様子が交互にに物語が進む。「犯人はこの中にいる!」と分かってるのに誰だか分からない。そして赤ん坊の行方もミスリードされた。あ〜、犯人はこの人か〜。スッキリ☺️2022/02/07

_apojun_

5
なんとなく思い描いていた感じと違ったなー。 たぶん、展開が派手なミステリーに慣れすぎちゃってるのか、全体ととおして地味な印象と受け止めてしまいました。 人間ドラマという感じでもないし、個人的には中途半端な印象でした。 もうちょっとどっちかに振り切れてる方が個人的には好みかな。2025/02/07

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