わくわくライブラリー<br> つるばら村の家具屋さん

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

わくわくライブラリー
つるばら村の家具屋さん

  • ISBN:9784061957039

ファイル: /

内容説明

つるばら村にある「青木家具店」は、注文家具をつくる家具屋さんです。お店の主人は、青木林太郎さん。奥さんの美樹さん、5歳の幹太との3人暮らしです。「青木家具店」には、ふしぎなお客さんが、いろいろやってきます。キツネ、ウサギ、イノシシ……、そして山の精や、木馬までも。木と家具をめぐるやさしいファンタジー。「つるばら村」シリーズ第4弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

105
パン屋さんのお話が続くのかと思っていたら、今回は家具屋さんのお話です。パン屋さんから家具屋さんに変わっても、心がときめく不思議なお客様と素敵なエピソードが満載であることに変わりはありません。家具屋さんのご主人の林太郎さん、奥様の美樹さん、5歳の息子の幹太くん。名前からして家具屋さんにピッタリ。キリ、トチノキ、ミズメ、オノオレカンバ、ヤナギ、クルミ、クリ...これらの木に合った家具に生まれ変わっていくお話は、どれも素敵なファンタジーです。木のこと、家具のこと、たいへん勉強にもなりました。2020/11/28

ぶんこ

61
つるばら村のシリーズでは、後書きを読むのも楽しみですが、今回は岩手の岩泉町で、栗の木の中から子熊のミイラが出てきたというニュースから、このお話が出来たそうです。 茂市さんのアンテナの張り方に感嘆しました。 発見した家具屋さんご夫婦をモデルにした作品です。 漆が水分を吸収しながら乾燥するとは驚きでした。 乾燥に水分はご法度と思っていましたので。 その他にも木の特性が色々と分かって面白かったです。 林太郎さんや美樹さんが、役目を終えたお皿や椿の花びらを、大切に宝箱に納めるのが素敵。2015/10/28

はる

51
林太郎さんと美樹さん(二人ともピッタリな名前!)の優しい家具屋さん。最初からいきなりネコのニボシが出てきて、くるみさんのことを話すので、ニヤニヤしてしまいました。ニボシはジジに似ているという方が多いですが、私は「セロ弾きのゴーシュ」に出てくる三毛猫を思い出してしまいます。木馬が友だちの人形のために椅子を注文するエピソードがロマンティックで好み。ただ、挿絵が中村悦子さんじゃないんですよね…。中村さんの挿絵がとても楽しみだったので、かなり残念…。2015/11/25

ミーコ

50
以前にパン屋さんを読んだので シリーズ全て読みたく思ってました。今回もとってもピュアなお話でワクワクしながら読みました。色んな木と動物が出て来ます。私も『青木家具店』の家具や奥さんの作った小物が欲しくなりました。息子の幹太君とカッパのカンタ君が可愛い❣️あとがきを読んで茂市さんがこの物語を作るきっかけとなった家具屋さんとの出会いや子熊のミイラの話に胸が熱くなりました。くるみさんとナオシさん これからの進展が楽しみです。2017/10/21

masa@レビューお休み中

50
くるみさんのパン屋さんはどうなったの?と思っていたら、今までの物語に出ていた「青木家具店」の林太郎さんが主人公になっていました。このシリーズ、つるばら村のお店を転々と辿りながら、物語を紡いでいくのかもしれませんね。家族三人がキツネ、ウサギ、カッパ、イノシシといった動物たちと出会います。不思議な出会いとお仕事の依頼。あたたかいぬくもりがある木の家具・小物は、動物だけではなくて、人間も使っていて心地いいにはずなんです。林太郎さんに家具を注文するとしたら、何をお願いしようかな。そんな想像をしてしまいますね。2012/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/432140
  • ご注意事項