内容説明
「あなたはどのように育ち、誰に愛され、誰に愛されなかった。そして誰を愛そうとした。
あなたは何と言った。あなたの最後の言葉は何だったのだ。」北海道の道東、長閑な町の高校で校長の殺人事件が発生した。寒別署の村雨と加賀が捜査を開始する。辿り着く、殺人犯の悲しい生い立ち。なぜ殺人を犯すのか。……そして、哀しくも救いのラスト。
道警、道教委を揺るがした裏金問題、教師の過酷な現実、苦悩と喜び。高校教師歴35年の著者が、全国の先生に捧げる鎮魂の書。
感想・レビュー
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さっこ
41
ミステリー度は少なめでした。教育現場が抱える問題、宗教観、児童虐待など絡めた作品でした。著者が高校の教師だったということもありリアルな教育現場が描かれていたと思います。でも少し説明くさかったかな。神話や独裁者が誕生する時代背景など文献書を読んでいるような感じもあり、ところどころ流し読みしてしまいました。幼児期に植えつけられた恐怖や虐待は心を蝕むという悲しい結末はやっぱり読んでて辛いものでした。2019/02/11
kikimimi01
0
☆2.52019/05/17
