内容説明
「一定以上の継続的な努力を経ないで、英語ができるようになる魔術など、この世に存在しない。一方で、英語はいくらやってもできるようにならないほど、難しいもの、特殊能力を必要とするものでもない」と、著者はいう。語彙と構造の壁を突破するだけの意欲と知性の持ち主であれば、英語は誰でもそうできるようになる、というのである。本書では、学生の頃に知っておきたかった、「えっ、そうなの?」と言いたくなるようなおいしい話が盛りだくさんである。例えば、「SV+at+X=Xを見る・ねらう」であり、「SV+on+X=Xに寄りかかる・注目する」になるという。そうであれば、闇雲に単語を暗記することなく、「型」だけを見て、どういうことが書いてあるのかが類推できるわけだ。一点のあいまいさも残さぬ精緻な構文分析、論理展開の講義は、「富田の英語」として全国にファンが多い。その著者が社会人向けに英文解釈のエッセンスをまとめた本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakmas
9
このくらいの皮肉な表現の数々を面白がって学習できると、 受験勉強も苦にならないのかな〜とか考える2025/07/17
void
0
【★★★☆☆】文型+前置詞からの意味の推測を体系的に述べているのが特徴。わかりやすいところでSV+A into B「AをBに変える」、わかりにくいところでSV+out「始まる、生まれる」など。こういった予測力養成と、全体的に訳もこなれているのがいい。 あといわゆる「直読直解」には否定的で、動詞の数を数えるなんかもやっている。2014/05/02
アトラス書房
0
7日間で…という無謀なキャッチコピーに苦言を呈しながらも、どのように考えれば英文を読めるようになるのかを丁寧に解説してくれます。動詞に注目、動詞の後ろも見て意味を知る、知らない単語の類推、情報の取捨選択と続きます。七日目の「著者と対話しよう」ではハイレベルな話をしていますが、東大の過去問を使っている以上、何度も読む価値があります。2025/04/27
-
- 電子書籍
- 馬のいる生活、いかがですか?これから始…
-
- 電子書籍
- シャーマン~呪術師の物語~【タテヨミ】…