内容説明
日本は大人になっても自立できない人が多いのはなぜなのか? 「やりたいことがわからない、見つからない」という若者が急増する日本。それに反し、10歳にして将来の進路を決め、その目標に向かって励むドイツ。ドイツと日本の両国で教育を受けた著者が、それぞれの教育システムの違いを明らかにする。主な内容は次の通り。 勉強は学校、しつけは親/十歳で選択することのメリット/人間形成の責任は親にある/男の子と女の子を区別しない/ドイツでは仕事=夢/ほかの子どもと比べてはいけない/童話やメルヘンでモラルを教える/リサイクルの習慣は子どものときから/羽目をはずさせるのも教育 ドイツの教育の目標は「大人になったら一人で生きていけること」である。「生きる力」をつける教育が自立につながるのだ。これから親になる人、自立できる子どもに育てたいと思う親たちへ。子どもの個性を大切にし、さらにその子の長所を伸ばすヒント満載の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mimosa
1
紹介されていたドイツの諺。 誰かに何かを禁止することは、誰かの欲を目覚めさせる事である(子どもに規則はないほうがいい。) 整理整頓は人生の半分である 雷は空気を綺麗にする(喧嘩したあとは、なんだかすっきりする) 2024/06/14
凱田伊太郎
0
この本を読んで印象に残ったのはドイツの運動会についてのところでした。 私は、小学校の時から運動会で競い合うのが面白いと思っていたので、個人の記録を残すだけっていうのはつまらなさそうだなと感じました。 一方でドイツ教育の中で、叱るより褒めるというのがすごくいいなと思いました。 私はどちらかというと、母が叱ることが多かったので、ひねくれてるなと自分でも感じることが多々あります。 叱るより褒める回数を多くすると素直でいい子は育ちやすいのかなと思いました。 自分に子供ができたら褒める回数を多くしたいなと思います。2016/08/05
よんちゃん
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ドイツと日本の教育の違いを書いた本。印象に残っているのはドイツでは職業によって少し差別があること。どの仕事に就くかによって階級がつけられるのはちょっと嫌だなぁと思った。 2022/07/24