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内容説明
【内容紹介】
デジタル時代を迎え社会の仕組みは激変している。今までは同じことを繰り返して、その延長線上で精度を高め量を拡大していけば企業は成長できた。そんな古き良き時代の「成長の方程式」は、いまではまったく通用しない。
デジタルディスラプション(デジタルテクノロジーによる破壊的イノベーション)が当たり前の今日では、大企業といえども新しい事業を生み出し続けないとあっという間に淘汰されてしまう。そうならないためには、すべての社員が自ら新規事業を考え立ち上げることのできる社内起業家「イントラプレナー」に生まれ変わるしかない。
これから会社が生き残れるかどうか、そのカギを握るのはイントラプレナーである。
同書には、デジタル時代を生き残るために必要なイントラプレナー育成法が書かれている。
【著者紹介】
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書は、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』(共に小学館)、「日本の論点」シリーズ(小社刊) など多数ある。
【目次抜粋】
はじめに
第一章 デジタル時代の「社内起業家」育成法 大前研一
第二章 サイバーエージェントの社内スタートアップ戦略 飯塚勇太
第三章 寺田倉庫の「minikura」クラウドビジネス 三宅康之
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
37
最近の社内起業・新規事業創出界隈の動向まとめ本。最近はシリコンバレー流の起業ノウハウを取り入れつつ、「実行」に重きをおいた施策を制度化する企業が増えてきていて、興味深い。本書は3章構成になっている。1章は大前研一氏による動向の全体像紹介。2章は事例紹介その1として、サイバーエージェントで新卒からいきなり新会社を立ち上げた飯塚氏の体験談。3章は事例紹介その2で、寺田倉庫のクラウドサービス立ち上げの舞台裏など。2章の生々しい事業ピボットの話や、新規事業案審査の際の重視ポイントの変遷の話が非常に面白かった。2019/05/01
ロドニー
1
パラダイムシフトが起きていく中で「変化」を作り出す挑戦が重要。社内プロジェクトに関わってきた立場として共感出来たのは「経営のコミットメント」のみでなく、「新規事業を加速させる制度整備」や「社員に対する教育」が重要であるという点。継続性を持たせるためには必要なポイントだと思う。社内起業を育てる環境が整っていない場合には外部クリエイティブ人材の力を借りたり、社内プロジェクトに外部の人間を入れるというアイデアもなるほど、と思った。先鋭的に取り組んでいる各社の詳細事例や生の声についても記載があり、参考になった。2022/05/05