デルタ―陸自「影」の兵士たち―

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デルタ―陸自「影」の兵士たち―

  • 著者名:杉山隆男【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 新潮社(2019/04発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784104062089

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内容説明

日本の最新巡視船〈うおつり〉が尖閣奪取を目論む中国人武装集団〈愛国義勇軍〉に占拠された。犯行声明が世界中を駆け巡り、米国からの支援も断たれるなか、官邸は陸上自衛隊直轄の秘密部隊〈デルタ〉の出動を決断するが――。「兵士シリーズ」で知られる著者が圧倒的なリアリティで描く、究極のシミュレーションノベル!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

30
図書館で借りるとき、「もしかして既読?」という疑念を抱きつつ借りてきました。やはり既読でしたが、ほとんど内容を失念していたので一冊で二度おいしい思いです。尖閣に上陸された日本の対応がもどかしく、このままではこの本の内容が実際に起こるのではないかと心配。国を守ることに批判する人っていったい何を考えているのかとても理解できない思いです。2020/08/11

信兵衛

30
危機が現実化した時、瞬時に国益を死守するため行動する覚悟が、日本政府、政権担当者、日本国民に、果たしてあるのでしょうか。 本作は、その覚悟を問うシミュレーション・ストーリィ。2018/12/04

to boy

21
尖閣周辺で日本の巡視艇が中国武装集団に乗っ取られ、さらに尖閣に上陸される。彼らを撃退すべく自衛隊秘密組織デルタが投入される。という大まかなあらすじですが、もっとリアルな細かい設定がされていて面白かった。良くも悪くももたもたしている日本の政治家と裏の裏まで読み切る共産党中国。さらに複雑な動きを見せる米国、まるで明日にでも起きるんじゃないかと思いました。それにしても曖昧な位置づけの自衛隊を何とかしないとこの国はダメになってしまうんじゃないかと心配。責任と取ることを回避するだけの官僚が情けないです。2020/04/04

Bootsy?

8
尖閣をめぐる日中の直接対決前夜。表題とは裏腹に総理官邸を中心に据えた政治の舞台裏。中国の狡猾さと日本政府の後手後手の対応に何故か納得のリアリティ。小説だとふまえても前線で戦う海上保安官、特殊部隊員に感謝。2019/06/12

kazmimagica

5
作戦そのものに期待値が高いと肩透かしかも。しかし、その時の政権、与党、官僚が事なかれ主義なら、まさに目の前の惨事を理解できず、右往左往するのだろう。いくら精強な装備品と隊員がいても、政治家と官僚に、有事を理解できる資質と彼らを使いこなせる度量がなければ何もできない。新型コロナ対応もしかり。2020/06/20

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