新潮文庫<br> 「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪―古代史謎解き紀行―(新潮文庫)

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新潮文庫
「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪―古代史謎解き紀行―(新潮文庫)

  • 著者名:関裕二【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 新潮社(2019/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101364827

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内容説明

イザナキとイザナミは、なぜ畿内の端に位置する淡路島を最初に産んだのか? アマテラスを祀る伊勢内宮と淡路の伊弉諾(イザナキ)神宮が同じ緯度にある意味は? ヤマト政権に代わる五世紀の河内政権は本当にあったのか? 大王、天皇といったヤマトの支配者たちが大阪遷都を目指した理由はなんなのか? 国産みの地淡路と巨大古墳群が造られた大阪を巡り、古代史の常識に挑む、書下ろし知的歴史紀行。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

25
ここ数年、毎年1回淡路島に1泊2日で行っている。 理由は、ある温泉ホテルが気に入ったのと、嫁さんが神社好きで淡路島には「伊弉諾神宮」があるからだ。 古代ヤマトの国において淡路島とは何だったのだろう? そして、難波宮があったのは知っていたが、短期間でしかないし、何故堺に仁徳天皇陵を代表とする古墳群があったのか不思議に思い購入。 淡路島の位置づけと堺に古墳群があった理由は納得。 ヤマトの国の王族は、一族でなく複数で成り立っていたという説は面白い。 おちゃらけな部分は好き嫌いがあるだろう。 ★★2018/12/04

fseigojp

19
作者は59歳と聞いて、格調低い文体もうなずけた それなりに面白い 小生も含め、最近の60代は軽い2019/04/05

しーふぉ

17
歴史遺構を訪ねる紀行文という点が良い。他のも読んでみたい。2022/04/09

とんかつラバー

11
タイトルに惹かれて読んでみたのだが、「ごめんなちゃい〜」「●●でござる〜」などのオジサン(と思ってるジジイ)構文が気持ち悪くてダメだった。歴史考察も専門家の学説を偉そうにこき下ろし(自分は学者でも何でもない)さらに関西(大阪)を馬鹿にしまくり、あげく自分語りが始まって気持ち悪さの塊だった。大阪をけなすのはまだしも、神事である火渡りを「豚の丸焼き」と発言する精神にはドン引き…。品性以前に人間性の問題。標準語で話したら冷たく対応されたって言ってるけど、単にキモいジジイが嫌がられてるだけでは2023/09/22

なつきネコ

10
大阪に住んでるから気になったが、筆者の南大阪感は間違ってはいない。北に住む私も納得。新世界とかね。でも、もっと北方面の話も聞きたかったな。鉄器を封印していた淡路が後の大和政権には参入できなかった。行基菩薩と早良親王、東大寺との繋がり。民衆の為に仏教と政権が手を結ぶ話は、手塚治虫で知っていた既存知識が剥がれていく。大阪に古代に牧が合ったのは知っていたが、海運とつながっていた。長野氏、善光寺がつながる大阪と信濃、安曇氏と住吉大社と繋がり、消され海の氏族は興味深い。消された大和建国の功臣達というのも気になる。2019/09/20

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