中公文庫<br> ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ

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中公文庫
ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ

  • 著者名:あざの耕平【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2019/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122066885

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内容説明

闇に生きる死者――吸血鬼たちは、大都市の夜にコミュニティーを形成し人に紛れている。六本木の三長老や新宿の女王などの統括の下、時間の流れとは無縁の日々を送っていた。
だが。そのかわらぬ毎日のはずが一変。
ある日、吸血鬼のなかでも極めつけに怠惰な十二が久しぶりに目覚めると、池袋のまとめ役・白猫が失踪するという大事件が勃発していた。秩序の一角が失われたことで、支配地域拡大を目論む若手は暗躍し、日々のモラルも低下。秘された存在である自分たちの正体が広く知られてしまうことを長老たちは危惧していた。
そして十二の元に白猫を訪ねて“人”が現れたことで混乱は激化。十二はその中心におかれてしまった……。

「BBB」のあざの耕平が新たに挑んだ吸血鬼の話とは!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ダージリン

38
「BBB」とはまたひと味違う吸血鬼たちの群像劇でした。ハードボイルドっぽい雰囲気で、イラストが非常にマッチしています。吸血鬼たちの抗争は一段落ついてるけど、これからというところで終わっている。続きありますよね~!?2019/03/19

よっち

34
大都市の夜にコミュニティーを形成し人に紛れている吸血鬼たち。怠惰な吸血鬼・十二が久しぶりに目覚めると、池袋のまとめ役・白猫が失踪しており、関係者の少女・遠夜が十二の下に転がり込でくる物語。白猫不在の状況で秩序の一角が失われ、六本木の三長老や新宿の女王などもその動静を探る中、遠夜を巡る抗争の激化に巻き込まれてゆく十二。ハードボイルドでアウトローな雰囲気のある世界観は著者さんらしくて、個性的なキャラたちもなかなか印象的でしたが、真相は明らかになったものの結末はやや消化不良な感も…続巻あるなら読んでみたいです。2019/03/28

はるき

30
 久々あざのさん。しかも、お得意のヴァンパイア物語。連作集なので、ちょっと纏まりが悪い気がしますが流石の世界観。読ませます。2019/03/03

じお

11
★★★★★ 再読。東京レイヴンズ最新刊発売記念にあざの作品ほぼ全部読み直しキャンペーン開始として読む。「BBB」が一番好きなラノベのシリーズのひとつである為、あざのん✕吸血鬼というだけそそられる作品。作者の趣味全開らしい主人公・十二が、私の癖にもぶっ刺さり、かっけぇーとなる。作者の手癖というか、センスがモロに出ており、ヴァイパー、フォウ、シズ、姫、他にもどっかで見たような感じがしまくり、ファンならニヤリと出来るのも嬉しいところ。「精」を使ったバトルや吸血鬼観は、ありそうながら、→2025/05/20

ざっきー

11
吸血鬼ものというよりはギャングの抗争みたいな話でした。不老不死で絶対的影響力をもつ吸血鬼が姿を消したらそりゃあ大事になりますよね。あざのさんということで、どうしてもBBBに引っ張られてしまったので、深く入り込めなかった印象。むしろBBBを読み返したくなりました。2019/08/03

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