内容説明
私はどこに行くんだろう――高2の千花は学校や家庭で自分を出せず揺れ動く日々を送る。ある日、下校電車で蛍と名乗る男子高生と出会い、以来ふたりは心の奥の悩みを伝えあうように。毎日4時16分から始まる、たった8分、ふたりだけの時間――。見失った自分らしさを少しずつ取り戻す千花は、この時間が永遠に続いてほしいと願う。しかしなぜか蛍は、忽然と千花の前から姿を消してしまう。「蛍に、もう1度会いたい」。つのる思いの果てに知る、蛍の秘密とは?驚きのラストシーンに、温かな涙!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えあり
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『きみ、列車に乗らないか』 自分の存在理由も友達や家族との付き合い方もわからない日々。 そんな私を変えてくれたのはあなただった…今度は私が救うから。 響く言葉、素敵な言葉が随所にあり、幾度となく温かな涙が頬を伝った。 出会うべくして、出会ったんだ この二人も、私もこの本ときっと。 本当に素敵なお話でした! 言葉をどれだけメモしたことか笑 みんな良い人たちだよ。 実際に電車に乗ってると不思議な感じがしますね。 もしあんな出来事が起きたら…って2019/03/01
ゆーた
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鉄道の知識が無い人にありがちな、車掌と駅員の曖昧な感じ。〇〇駅の車掌って表現はおかしい。中小の鉄道会社なら、運転士、車掌、駅員かけもちもあるけど、関東鉄道はどうだろうか?2019/02/26