スターツ出版文庫<br> 1095日の夕焼けの世界

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スターツ出版文庫
1095日の夕焼けの世界

  • 著者名:櫻いいよ
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • スターツ出版(2019/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784813705963

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内容説明

優等生的な生き方を選び、夢や目標もなく、所在ないまま毎日をそつなくこなしてきた相川茜。高校に入学したある日、校舎の裏庭で白衣姿の教師が涙を流す光景を目撃してしまう。一体なぜ?…ほどなくして彼は化学部顧問の米田先生だと知る茜。なにをするでもない名ばかりの化学部に、茜は心地よさを感じ入部するが――。ありふれた日常の他愛ない対話、心の触れ合い。その中で成長していく茜の姿は、青春にたたずむあなた自身なのかもしれない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

28
夢、希望、恋愛、友情、泣いて、笑って、悩んで、迷って、考えて…ひとりの少女の成長、高校生活の1095日を綴った物語。青春とは正に夕焼けのように変化していくものなのですね(*^.^*)2019/07/28

陸抗

19
3年間の高校生活で、夢を見つけ目標に向かえる子はどれくらい居るんだろう。何気ない日常の中でも絶えず変化し、突き進んでいく茜や加賀谷は眩しかった。高校生活が夕焼けのようの例えも納得で、学生の頃に読んでいたら、寄り添ってもらってるような安心感があったかもしれない。2020/01/10

かわゆきか

16
主人公の真面目さは自分を思い出します。もう少し柔軟に将来を考える余裕は正直なかったなぁ。そして大人になっても確かに変わらないし、高校生を振り返ると無限の可能性や夢を感じて、うーむ、これは大人に対するメッセージなのか?って思ったりした。でも大人になってもこういった本でドキドキ出来る自分で良かったと思ってる。因みに自分は定年を迎える頃には大人になれるかな?と思ったりしてるけど、流石に重症?誰か背中押して欲しい。2019/02/17

ジロリン

13
「帰宅部か!?」と言いたいような活動状態の部活に(それこそ「帰宅部だけは避けたい」という消極的理由で)身を置いた主人公。何か事件が起きるわけでも、心焦がすような恋が生まれるわけでもない。そんな<なんにも起きない>高校生活でも、日々それぞれの登場人物のココロは確実に変わってゆく。あえて、こういう<何も起きない>高校3年間の日々を描くことによって、彼ら・彼女らが成長していく様が甘酸っぱい物語となる。パンチが効いた物語ではない事は確実だが、故に<時々無性に読み返したくなる1冊>になる予感も。2020/01/15

りるぷん

13
2019年初読了本がこれで良かったと思える作品。人生におけるターニングポイントの高校生活。進学するにせよ就職するにせよ色んな重要な選択を迫られる時。1095日という皆平等に与えられた限られた時間の中で様々な登場人物が変わっていく様がとても良かったです。それに加えあのウソ日記の後日談の描写まであるとは1つの物語で2度美味しいとかなんかの謳い文句でちゃいそうな大満足な内容でした。本作初回特典のウソ日記SSもツンツンクールキャラ瀬戸山君の可愛い描写もみれて良かったです。満足度★★★★★2019/01/01

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