内容説明
家賃滞納2200件のリアルな現場から身近にしのびよる貧困が見えてくる! 異色の司法書士が18の家賃滞納の実例とともにその驚愕の実態を明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
27
続けて同じ著者の本。司法書士という枠を越えて困難な人たちに寄り添って素晴らしい仕事をされていると思うとともに頑張っても苦しい生活のその人たちが本当に哀れ。こういうことこそ役所の仕事じゃないの?2020/01/24
Kentaro
27
家賃を滞納する人たちを見ていると、お金をコントロールするという意識をもてない人が圧倒的に多い。今の生活を続けていれば家賃が払えなくなりそうな状況に陥っていても、じゃあ、生活レベルを落とそう、あるいはもっと安い部屋に移ろうといった逆算の発想が持てない。家賃の金額は上昇傾向にある。昭和40年代に建った木造アパートが老朽化のため建替えられ、高収益を生む建物に移行する。家主が、人気物件となることを目指して高スペック(オートロック、宅配ボックス、温水洗浄便座、インターネット環境等が完備)。結果家賃は高騰という状況だ2019/04/03
mazda
25
正直なところ、あまり同情できるような話はほとんどなかったと思います。自分の身の丈にあった生活をこころがけ、本当に困った時には行政に頼ることができれば、多分これらのことは避けられるはず、と思ってしまいます。確かにバブル崩壊で就職難だった時代もありますが、そのせいばかりにしていたら、今後もっと悪い時代がやってくるのは目に見えているのに、どう戦っていくのかと感じます。車はなくても、食べ物は減らせても、住宅だけは「絶対に」なくてはならないのですから、そこを中心に生活設計するしかないと思いますが…。2019/04/28
じん
10
追い出し経験豊富な司法書士の先生が、明渡しの事例を、刺激的に最近の事例を紹介します。強制執行の手続きを進めつつもソフトランディグを探るのは自身の苦労経験からか。そこは参考になりました。ほぼ事例紹介だけなので、なにかモヤモヤしますが、問題提起と受け取って、課題を解決するスキームが作れれば誰かの役に立つかもです。「そもそも安い部屋がみつからない」理由が、建替えによる高収益を生むハイスペック物件に移行のためとは。オーナーさんも競争が激しく、差別化を図り選ばれる物件にする必要があるからね。でも賃借人は困りますね。2019/05/12
フクミミ
9
コロナ禍でますます家賃滞納者が増えると思われる。 一度道を踏み外すとなかなか元には戻れないというのがよく分かった。著者が一度貧困を体験しているせいか、滞納者を見る目線が優しい。 だらしない男のせいで苦労する女性が多すぎる2021/05/18
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