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内容説明
日本の生命保険は客(契約者)の取り分(利益)が欧米に比べてものすごく小さいという話を聞いたのは、今から15年ほど前だった。しかし私はこの話を真に受けなかった。自分の生命保険の見直し時期が来て、「これまでの掛け金(保険料)の3倍の16万円を毎月お支払いください」と保険会社に言われるまでは。この25年間、毎月5万6000円を払い続け、ほとんど何も貰えない。保険料が払えなくなれば、払い込んだお金はほぼパーだ。一体、保険とは何なのか。その仕組みと、保険会社のいいようにされてきた経緯を詳らかにした“実録・私がバカでした”読本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
93
保険料の6割は社員の給料などに使われていること、保険の終身や特約という言葉、男性が60歳未満で死ぬ確率は100人にひとり他、生命保険金の低さと矛盾がよくわかった 。うちも生命保険を解約したときに解約して戻ってきたお金の少なさに唖然としたことがある。著者は保険会社に契約内容のおかしさを訴える。「転換」という仕組みに憤慨。詐欺まがいではないかと書く。先日のかんぽ生命が局員の強引な契約で問題になったけど、日本の生命保険会社はどこも同じような、いやもっとひどいのかもしれない。字が大きくて読みやすし。図書館本2019/08/03
GAKU
44
金融評論家でありながら、この内容と文字の大きさ。この本もひどい。2019/09/18
ごへいもち
39
昔ニッセイに勤めた友人の住宅手当が高額なのにビックリした記憶がある。給料は他社の方が高かったけれど。当時から生保業界には世間にわかりにくくする技術があったんだと気付いた。新宿などの駅前のビル群を見ても儲かってる業界がわかる。著者には頑張ってほしい2019/12/29
香菜子(かなこ・Kanako)
35
生命保険はヒドい。騙しだ。副島隆彦先生の著書。心身ともに健康で大過なく年齢を重ねてきた人からすれば、保険料を支払い続けてきたのだから生命保険はヒドい、生命保険は騙しだと思うのは自然なこと。でも、病気や事故で大けがをしたり、不幸にも早くして亡くなってしまった人やその遺族からすると、生命保険のおかげで生活できた、生命保険金のおかげで助かったという例だって多いはず。そうだとすれば、生命保険はヒドい、生命保険は騙しだと思えるのは、むしろ幸せなことなのかも。2019/07/01
まゆまゆ
17
定期保障特約という名の掛け捨て生命保険に入ってしまったせいで、契約更新の際に本契約部分の保障額を知らぬ間に減額させられてしまった、と訴える内容。毎月5万円近く、25年で1400万円払っても本契約部分の保障額が100万円では怒っても無理はないかな……払った保険料の4割しか利用者に還元されていないのは確かにひどい。2019/09/18
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