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内容説明
口、喉、食道、胃、小腸、大腸、肛門。私たちの体は巨大な一本の管=消化管でできている。食べたものを運び、消化し、吸収する消化管は生命活動に欠かせない高度な機能を担うが、繊細で不調をきたすことも多く、消化管の病気を抱える日本人は1010万人にのぼる。最も多いがんも消化管のがんだ。ところが軽い胃もたれや下痢は「そのうちよくなるだろう」と見過ごされがちで、悪化はがんをはじめ重大な病気に直結する。最新の研究でわかった、強い消化管をつくるために欠かせない食事や生活習慣、ストレス対処法を解説。「管」のすべてが腑に落ちる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
320
「人間は考える葦」と言ったのはパスカルだが、常々私は「人間は考える管」と思っていた。人間の体は、口から肛門まで長大な管でできている…。「体内の"管"から日本人の健康を考える」というこの本に、無性に興味がわいた。「消化管の内側は、体内にありながら消化されるまでは”体の外”」という指摘が面白かった。管の入口、口の衛生が特に大切で、歯周病対策には、ガラガラうがいよりも数時間おきのブクブクうがいの方が効果的だという。人間の体は巨大なチクワなんだ。もっと”管の声”に耳を傾けよう!2022/12/27
ねこ
121
私は頭痛は無いけど腹痛は時々あってお腹が弱いので読んでみました。人の身体は簡単に言えば「ちくわ」です。食物を入れて必要に物を体内に吸収し不要な物は排出する。ただその構造や過程がとても複雑であり、異変があれば早めにメンテナンスして対策を速やかに行い継続しましょう…とありました(私のフィルターが入ってます)それとちくわの複雑な栄養吸収過程や各臓器の役割と図解での説明が素人でも分かる優しい言葉でありました。消化管は自律神経を介して人の心とも結びつき私たちがやすらぐと管も笑いますと…。著者の優しさを強く感じました2024/08/12
きみたけ
64
著者は京都大学医学博士で内科医の奥田昌子先生。日本人の胃腸の弱さは苦手とするカフェインとアルコールが胃腸を荒らすから。最新の研究をもとに強い消化管をつくるために欠かせない食事や生活習慣・ストレス対処法を解説。自身の生活習慣を振り返ると既に実践している項目もあるが身につまされる思いで読了。起床時間と就寝時間が平日と休日で大きくズレないようにする、これは昔から実践していてマシな方。アルコール摂取量、少量なら血管を拡張し流れが良くなるが、多量は、、😅。腸内環境の改善策として「他人の便を移植」は無理だな。。2022/01/14
kei
17
2019年3月発行で「最速で」という題名。 どんなことが書いてあるのかなと思っていたら ごく基本的なことでした。基本が大事、という ことでしょうか…(^^;) 1~5章で構成されているのに1、2章が すべての内臓の説明でここはコンパクトに 纏めて1章のみでよかったのではないでしょうか。2020/08/11
友蔵
15
暴飲暴食など体に負担をかける食べ方を避け、生活のパターンを一定にして自律神経を整える事が消化器官には優しい。飲酒、喫煙は癌化を促進する事でしかない。2020/09/08
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